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原爆の絵

識別コード GE43-27
絵の内容 死体収容所の様子
作者名(カナ) 角井 小津美(カクイ コズミ)
作者名(英語) Kozumi Kakui
当時の年齢 30歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/8
情景場所 鷹野橋中央病院付近
情景場所旧町名 国泰寺町
情景場所現町名 国泰寺町二丁目
爆心地からの距離 1,250m
ブロック別 国泰寺・千田地区
作者による説明 **絵の中
八月八日 鷹ノ橋附近の死体収容所です
中央病院の庭あたりだったと記憶してゐます。数へ切れぬ程の死体。折からの炎暑に腹も張切れ腸がムクゝと音立てヽ湧出てゐる人。胴体だけで眞黒コゲとなった人、母親が子供をしかと抱きしめて息絶へた姿。私の主人もここにすでに収容され幸。火傷一つなく尋ねに行って下さった近所の人に火葬してお骨を持って帰りましたが尋ねる人もなくこのまヽこヽで火葬になられる方々に心を残しつヽ冥福を祈り只々合掌のみにて去りました。
尋ね来る人もないのか
幼子の
うつ伏す背中に
うじ虫の這う
合掌
鷹ノ橋巡査派出所
角井小津美 六十一才
サイズ(cm) 27×38
展示の説明文 数え切れないほどの死体の中から夫を見つける
絵・文/角井小津美氏
1945(昭和20)年8月8日 爆心地から約1,250m 国泰寺町(現在の国泰寺町二丁目)
「そこには目を覆いたくなるほどの数多くの死体が並べてあった。焼けつくような太陽の下、ブクブクと腸の湧き出ている人、男女のみきわめもつかぬ焼け焦げた死体、すでに背中の傷口にウジ虫の這いまわっている幼子。その中に赤銅色に焼け虚空をつかむかのように両手を高く上げ、いかにも苦しかったであろう姿の主人を見つけ、私は目もくらみそうだった。」
手記より抜粋

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