識別コード | GE41-48 |
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絵の内容 | 山積みの軍需物資・炭など |
作者名(カナ) | 加瀬 時夫(カセ トキオ) |
作者名(英語) | Tokio Kase |
当時の年齢 | 27歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/10 |
情景場所 | 広島駅 |
情景場所旧町名 | 松原町 |
情景場所現町名 | 松原町 |
爆心地からの距離 | 1,900m |
ブロック別 | 牛田・広島駅周辺地区 |
作者による説明 | **裏 ③ 昭和二十年八月十日頃 広島貨物ホーム 加瀬時夫 (五十七才) **別紙(絵に貼付) ③ 我が總武第二七六九五部隊は、死体処理及び路上衛兵などに従事した。自分達古参兵は主として路上衛兵として、昼夜交代で任務についた。自分は広島貨物ホーム警備であった。貨物駅には山と積まれた物資もほとんど何々軍行として到着していた。物資欠乏の折とは言へ駅には軍部向の他いろゝな品が山と積まれてあった。十数輛かの無蓋車に積まれた大豆の麻袋からは青々とした芽が出ていた。又は鶏の篭も数個ありすでに死んでいて、悪臭には困った。自分はホームをコツゝと巡回している時向いの駅員詰所から終戦だと言ふ話を聞いた。なに終戦とは何んだまだ負けてない、と自分に言い聞かせた。警備は数日續いても何の命令もなく負けたのマの字もなかった。その内に地方の人達が何時持出すのか炭の山が散乱し手のほどこし様もなくなった。我々の警備も万全とは行かずに終った。 加瀬時夫 |
サイズ(cm) | 27×38 |
展示の説明文 |