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トップページ原爆の絵大伯父夫婦に会いおむすびをもらって食べる。

原爆の絵

識別コード GE41-40
絵の内容 大伯父夫婦に会いおむすびをもらって食べる。
作者名(カナ) 高橋 昭博(タカハシ アキヒロ)
作者名(英語) TAKAHASHI Akihiro
当時の年齢 14歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)16:00頃
情景場所 己斐近く
情景場所旧町名 己斐町
情景場所現町名 己斐上
爆心地からの距離 3,700m
ブロック別 己斐・草津地区
作者による説明 **裏
絵図6
二人で小道を逃げながら、私は何気なくもときた方向をふり返った。むこうの方から祖父の弟夫婦と親せきの叔母がこちらへ向かって足早やに歩いてきていた。長束の親せきの法事へ行って草津の自宅への家路を急いでいたのである。私の前を通り過ぎようとしたおじいさん夫婦を私が呼び止めた。「まあ、昭博ちゃんじゃあないね」―おばあさんがびっくりして足を止め私を見た。地獄さながらの状態の中で、偶然にもおじいさん夫婦に会った。"地獄で仏に会った"とはこのことだろう。おじいさん夫婦は、「草津の町も大変だろう」と思い、たくさんむすびをつくっていた。私は、大きなむすびを二つ、ペロリとたいらげた。「おいしかった」。八田君は全然手をつけなかった。
私はおじいさんの背中におぶさり、八田君はおばあさんと叔母さんに交互におぶさり、草津の町へと急いだ。
高橋昭博
サイズ(cm) 27.5×38
展示の説明文

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