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トップページ原爆の絵家の下敷きになり助けを求める人

原爆の絵

識別コード GE39-22
絵の内容 家の下敷きになり助けを求める人
作者名(カナ) 佐伯 綾子(サエキ アヤコ)
作者名(英語) Ayako Saeki
当時の年齢 44歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)9:00頃
情景場所 白島九軒町
情景場所旧町名 白島九軒町
情景場所現町名 白島九軒町
爆心地からの距離 1,900m
ブロック別 基町・白島地区
作者による説明 **絵の中
八月六日午前九時頃
(白島九軒町堤筋)

(佐伯綾子)

"早くこの手を引っぱって私を出して下さい この材木が邪魔になって出られませんー"
"今家内は私の足の下になってゐます もうひどく弱ってゐますー
"どうか早く私を引っぱり出して下さいー"

私の家から一軒先隣りのA家の御主人は爆風で倒かいした梁の下から片手を出してこう叫んで居られました。
隣組全部の家は倒れましたが幸、下敷きにならなかった近所の人たちが引出そうとしましたが古い二階建ての太い柱は動こうとしません。
その内にその家の台所から火が出てたちまち高く燃え上りはじめました。
人々はバケツの水で消そうとリレーなどしてゐましたがやがて自分たちの家の方まで焔が廻り出すと止むなく皆チリゞに走り去ってしまったのです
サイズ(cm) 27×38
展示の説明文

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