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トップページ原爆の絵負傷の主人と甥の嫁を車(手押し)にのせて三菱の工場へ向う

原爆の絵

識別コード GE35-36
絵の内容 負傷の主人と甥の嫁を車(手押し)にのせて三菱の工場へ向う
作者名(カナ) 藤井 千代子(フジイ チヨコ)
作者名(英語) Chiyoko Fujii
当時の年齢 43歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)16:00
情景場所 三篠橋
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離 1,470m
ブロック別 基町・白島地区
作者による説明 **絵の中
八月六日四時過ぎ
橋を渡って長束を娘が前を引き、私が後をおして行って居りましたら、三菱工場の工員さんが「重いでしょう、私が引いて三菱の工場のお医者様に見てもらってあげましょう」と言って下さる所です。ここでもお佛様にお会いして居る様で御座いました。有難う御座います。沢山の人が奥へ奥へと行って居ります。

三菱工場の工員様、清子、甥、嫁さん、主人
八月六日四時頃
あの日主人甥が召集
主人清と嫁さんと長男が練兵場に甥を送って行き帰り三篠橋の渡りかけの所で原爆に遭い、伏せをしましたので背中の方が大やけどになりました。久地村の魚切の原様宅を借りて居り、また新庄橋の所でむしろが敷いて有りました。二人はよう歩きません所、見しらぬ奥様が車を引いて来て「辛苦しいでしょう、これに乗せて行なさい」と車を貸して下さる所です。ほんとう有難易ございます。

地獄で佛様にお会いした様な心地、ほんとうに有難易うございました。

奥様 娘清子 私チヨ子

藤井チヨ子 
サイズ(cm) 38×54
展示の説明文

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