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トップページ原爆の絵16才位の鼻にガラスの破片のささった女の子と兵隊

原爆の絵

識別コード GE35-11
絵の内容 16才位の鼻にガラスの破片のささった女の子と兵隊
作者名(カナ) 貞徳 ミヤコ(サダトク ミヤコ)
作者名(英語) Miyako Sadatoku
当時の年齢 33歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/7(時刻)朝
情景場所 似島検疫所
情景場所旧町名 似島町
情景場所現町名 似島町
爆心地からの距離 10,000m
ブロック別
作者による説明 **絵の中
昭和20年8月7日似の島での朝の風景
私は朝食がすみ次第郷里西條へ帰郷の途へついた 此の頃は混雑して居て其處を立ち去るのに自由で殺風景な舟乘場でした
私が脱出する時は誰も連れは居なかった
S20年8月6日の夕食は折からの夕映えに照らされてすき通るような雑炊でした それで私はこんな物を食べて居たのでは元気がつかないと思い明朝8月7日朝食を頂いて直ぐ来所西條の実家への帰途についた
此の時私は思った これからみると鷹之橋で行列をして頂いた雑炊はもっとお米が入って居て芋づるの葉が入って居たゞけでも増しであったと
後から聞いたのですが似の島の方は被爆で亡くなられた人の塚を建てヽあげられたとか
ずーとあすこに居られたのでは命はもてなかったでしょう

此の二人の娘さんは今頃何うして居られるかしら
運よく生きて居て下さって再会して見たい
当時十六、七才と思はれる娘さんが「鼻の先にガラスの破片が立った」と云って嘆いて居られる光景です
此のうちの一人の娘さんは私の左の耳の前へ入って居るガラスの破片を一ヶ摘出して下さった
一ヶの方は深く入って居たので後に私が少し浮いてきたところで摘出した
兵隊さんが見て居られると思はれる鏡
**裏
貞徳 ミヤコ 63才
サイズ(cm) 38.5×54
展示の説明文

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