menu

トップページ原爆の絵全身火傷したニ人の中学生、泥だらけの腐りかけたむしろを拾って体にかけ寒さをしのぐ

原爆の絵

識別コード GE34-47
絵の内容 全身火傷したニ人の中学生、泥だらけの腐りかけたむしろを拾って体にかけ寒さをしのぐ
作者名(カナ) 匿名
作者名(英語) Anonymous
当時の年齢 16歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)投下直後
情景場所 己斐の山
情景場所旧町名 己斐町
情景場所現町名 己斐上
爆心地からの距離 3,700m
ブロック別 己斐・草津地区
作者による説明 **別紙
原爆投下直後打撲で傷ついた、母を労わりながら姉と無我夢中で己斐の山に避難した時の事です。
二人の少年が私達のいる所に辿りつきました。
帽子を被っていたところだけ頭の毛が残り顔は判別がつかない程腫れ上り、目は細くて唇は二、三倍にも腫れ、身体全体は、灰色に焼けたヾれ、こヽであらためて爆弾の強烈さに驚き震えたものです。
大竹の中学生で学徒動員で市内に来ていたとの事でした。寒さに震えながら廻りに落ちていた泥だらけの腐りかけたむしろを拾って、剥がれた体に掛けて寒さをしのいでいました。剥がれた肌に泥が入り葉がさヽり、背筋が寒くなる思ひでした。
私達も着の身着の儘で、何一つ持ち合せもなく唯々餘りの痛ましさと恐ろしさと不安で胸がえぐられる様でした。
間も無く被爆三十周年がやって来ます。現在私にも、中学生の息子がいます。あの時の二人の少年と丁度同年の子供を持つ母親となり、ひとしお胸が締めつけられる思ひです。
二人の少年は連絡がつきトラックで大竹に向かわれましたがおそらくあれだけの重傷では二度とお逢ひ出来ない人の様に思ひます。
サイズ(cm) 17.5×25.5
展示の説明文

戻る

Page Top