トップページ原爆の絵背負っていた子どもを落としたことに気づき、狂ったように捜しに戻る女性
識別コード | GE32-08 |
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絵の内容 | 背負っていた子どもを落としたことに気づき、狂ったように捜しに戻る女性 |
作者名(カナ) | 金尾 滝一(カナオ タキイチ) |
作者名(英語) | Takiichi Kanao |
当時の年齢 | 40歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/6 |
情景場所 | 広島駅 |
情景場所旧町名 | 松原町 |
情景場所現町名 | 松原町 |
爆心地からの距離 | 1,900m |
ブロック別 | 牛田・広島駅周辺地区 |
作者による説明 | **絵の中 モンペをつけボロを着けた女の人が逆に駅の方へ戻って来る異様な格好を見た。 近よって見るとボロは皮膚の垂れたもの、持ってゐたヒモは子供を背負ってゐたのだが途中で落したのに気付いて今捜しに戻ってゐる所であった。私はあそこにオムツの束がありましたと教へてやったら狂った様にその方へ向った。 私は子供が早く見付かる様にとその後姿を祈った。 私は線路の所に落ちてゐたオムツの束を拾いその中からキレイなのをさいて友人にホータイして貰ってゐたらその時西南の方の極近くに妙な入道雲を見つけた。それは赤青紫色々のうねりをたてた活動的なものであった。 私を看護してくれた若い友人は車内でカスリキズもしなかったのに私と呉海軍病院に入ってのち彼は一週間位後に死亡した。 広島駅 引込線の貨車はみな線路から四五米飛ばされ横倒れてゐた。 金尾滝一 69才 |
サイズ(cm) | 25×35.5 |
展示の説明文 |