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トップページ原爆の絵炎の中に助けを求める人々

原爆の絵

識別コード GE30-20
絵の内容 炎の中に助けを求める人々
作者名(カナ) 西川(ニシカワ)
作者名(英語) Nishikawa
当時の年齢 16歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6
情景場所 幼年学校付近 白島逓信局4階窓際
情景場所旧町名 基町
情景場所現町名 西白島町
爆心地からの距離 1,340m
ブロック別 基町・白島地区
作者による説明 **絵の中
白島逓信局四階で被爆し無我夢中で局前広場にかけおりて見ると、泣き叫ぶ者、うめく者、恐怖のあまりおびえている者、殆んど放心情態で広場は見る間に人でいっぱいになりました
運良く何時も親切にして戴いていたお姉さんに出会い、三篠橋のたもとに両親がいるから傷の手当をしたらと云って戴き急ぎ二人で三篠橋方面へ行きました。
安田小学校迄来ると学校及び回りは全部火の海でした。恐しさのあまり呆然と立ちつくしていると、男の人が大きな声で「逃げろゝ」と叫ぶ声に夢中で逃げました。
気が付いて見ると幼年学校(逓信局裏)あたりに来ていました。
後をふり返って見ると西練兵あたりは火の海で一段と髙い広島城は、城の中より火が吹出て天をつく勢いでした。
幼年学校は木造建てで全部将棋倒しになり、中より人の声、顔だけ出している人、手をふりしきって叫んでいる人
「助けてくれー ゝ ゝ」
でも誰一人助ける人もなく背に火を受けて皆急ぎ足に逃げまどうのみでした。
将校さんが怪我をしているにもかヽわらず刀の鞘を杖に、軍刀を振りあげて
「早く逃げろ ゝ ゝ」
悲壮な声で連呼していました。
誰一人語るでもなく恐怖のあまり皆無表情に逃げるのみでした。
広島城
助けを求めていた
**裏
西川節子46才
**実態調査
幼年学校の木造建てが全壊していて顔手等少しのぞかせて助けを求めてらしたのが脳裏に焼き付いています
サイズ(cm) 38×54.5
展示の説明文

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