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トップページ原爆の絵軒下のわずかな日陰に半死半生の人が重なり合って水を求めていた。

原爆の絵

識別コード GE30-19
絵の内容 軒下のわずかな日陰に半死半生の人が重なり合って水を求めていた。
作者名(カナ) 河部 峯子(カワベ ミネコ)
作者名(英語) KAWABE Mineko
当時の年齢 18歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)8:15
情景場所 南段原の広島陸軍兵器補給廠総務課仮事務所(佐々木別荘)
情景場所旧町名 南段原町
情景場所現町名 段原南
爆心地からの距離 2,100m
ブロック別 比治山・仁保地区
作者による説明 **絵の中
(三)
此の方角の建具は皆無
前側、裏側見通しがきく
何処の家も天井がぶら下がっていた
様子を見るため帰宅
南段原町
乙女のささやかな貴重品を風呂敷に包み、すぐ引返す
防空壕
救護のためか兵隊さん
男の人往来はげしくなる
広場
軒下の僅かな蔭
路途
ところどころかぼそい声で兵隊さん水…
お姉さん水ちょうだい哀願するよう、うめいているよう
朝のこと、ほんの少しの日蔭に頭を入れるように半死半生の人が重なり合って――
事ム所入口
何のつもりか荷物を置いて事ム所に入りすぐ出たのに包みはなし…
入口に立った瞬間、腰もぬけるショック。パーマネントのかかった髪が(灰色とも黄色とも云えない)逆立ちして、服がボロボロの人が無言で…私もこわくて言葉なし
この事が今に目に浮かび多分だめだったのでは…と 

**実態調査
兵隊さん水ちょうだい、お姉さん水ちょうだいの声は、情景は忘れられない。もう既にに傷にうじ虫がいっぱい動いていた。被災した人、人が幽霊お化けのように集ってくる。凄い形相姿ばかり。各々の人名の呼び声で我にかえった。
サイズ(cm) 35×25.5
展示の説明文

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