トップページ原爆の絵福島川周辺で火葬されトタン板に並べられた遺骨が竜巻で一瞬のうちに舞い上がる
識別コード | GE27-43 |
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絵の内容 | 福島川周辺で火葬されトタン板に並べられた遺骨が竜巻で一瞬のうちに舞い上がる |
作者名(カナ) | 木原 道子(キハラ ミチコ) |
作者名(英語) | KIHARA Michiko |
当時の年齢 | 15歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/20過ぎ(時刻)夕方 |
情景場所 | 西天満町(現天満町 岩崎ビルの敷地) |
情景場所旧町名 | 西天満町 |
情景場所現町名 | 天満町 |
爆心地からの距離 | 1,300m |
ブロック別 | 十日市・中広地区 |
作者による説明 | **絵の中 昭和二十年八月二十日過 現天満町岩崎ビル敷地 連日の雨がわずか晴れた日の夕方 天満川方向から西へ市電の軌道沿にたつ巻が走りました 福島川周辺で集められ火葬にされトタン板の上に一人分づつかわらに乗せられてならべられて居た遺骨のすべてがトタン板かわらと共に一瞬のうちに天髙く舞い上ってしまいました。四、五十体分かあるいはもっと沢山あったと思います 木原道子 **実態調査 木原道子さん27-43の絵について 現在の天満町岩崎ビルのところは、当時建物疎開で空地になっていた。通りをはさんで向いに知り合いの家があり、そこの防空壕にしばらく住んで炊事場を使わせてもらっていた。 まわりは瓦礫だらけだったが、そこだけが何もなかったので、福島川から引揚げ火葬した遺骨を、その空地にトタン板を敷き瓦を置いて並べ、チョークで瓦に名前や特徴などを書いていた。 雑魚場町で建物疎開作業中に被爆した弟は行方不明のままだった。空地に並べられた遺骨には、母と二人で朝晩拝み、水や野の花をあげたりしていた。中に名前のわからない「13歳くらいの男子」と書かれた遺骨があり、弟が近くまで帰ってきて力尽きたのではないかと思いながらも引取ることができなかった。雨がずっと続いていたが、たまたま晴れたその日竜巻起こり、天満川の方から電車通り沿いに近づいてきたと思ったらあっという間に空地にあった遺骨すべてを舞い上げてしまった。 母はその時留守で、戻ってきてたくさんあった遺骨がないのに驚き、私が何があったかを話した。11月になって、弟がどうしても見つからないので、籍を抜くことにした。母と「弟はあの竜巻で天に舞い上がったことにしようね」と思うことにした。 (平成13年8月2日電話で聞取り) |
サイズ(cm) | 30×41 |
展示の説明文 |