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トップページ原爆の絵膨れ上がり金仏色になってきらきら光っている人々。今だに死に切れず死線をさまよっている

原爆の絵

識別コード GE22-28
絵の内容 膨れ上がり金仏色になってきらきら光っている人々。今だに死に切れず死線をさまよっている
作者名(カナ) 西尾 達男(ニシオ タツオ)
作者名(英語) Tatsuo Nishio
当時の年齢 37歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/8(時刻)10:00頃
情景場所 広島赤十字病院正門付近
情景場所旧町名 千田町一丁目
情景場所現町名 千田町一丁目
爆心地からの距離 1,500m
ブロック別 国泰寺・千田地区
作者による説明 **絵の中 
●通路の片側に十数人右側に数人の人間がこれほど大きく膨れるものかと思われる程ふくれ、金佛色になりきらきら光っていた.!!
●それに今だに死に切れず死線を徘徊(さまよい)つゝある様子!!
●何とかしてあげたい?当時としては何もして上げることが出来なかった.
●昭和20年8月8日午前10時頃
晴天(朝から灼きつくような暑さ)
●広島日赤病院正門入った通路.
**裏
昭和二十年八月八日今日も朝から灼きつくような暑さ被爆した姉夫婦を探しに広島市に出た、
途中日赤病院に寄り表記の様子に逢いました。
何分三十年前のことで、あまりにもむごたらしい様子を忘れることが出来ませんので、つたない絵で色も当時見た色がどうしても出ません。男女の区別も思い出せません。
このような様子は広島県病院其の他でも見かけました。
尚、病棟(当時室内はがらんどうの部屋で医療器具は何一つない)には傷ついた一人の医師と頭にホータイをした一人の看護婦(多分原爆で傷ついたものと思う)がいそがしく外来の大勢の患者を治療しておられました。
姉は幸い当日午後似島より舟で送られ素足で熱い影のない道を己斐までたどりつきました。然し十五日後に他界しました。
兄は今だに行方不明のまま.
西尾達男 六十八才
サイズ(cm) 27×38
展示の説明文

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