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原爆の絵

識別コード GE22-14
絵の内容 死んでもいいから水を飲まして下さいと言って水を飲んでいった
作者名(カナ) 好井 博(ヨシイ ヒロシ)
作者名(英語) Hiroshi Yoshii
当時の年齢 25歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)9:00
情景場所 尾長町の自宅裏庭の井戸
情景場所旧町名 尾長町
情景場所現町名 山根町
爆心地からの距離 2,900m
ブロック別 牛田・広島駅周辺地区
作者による説明 **絵の中 
八月六日、九時頃 自宅裏庭の井戸
「水をのまして下さい」「お願いします」「水をのませて」五、六人だったか男女が裏庭へはいってきて言った。津村のおばさんが「駄目ゝ水をのんでは死んでしまうからがまんして」「死んでもいヽから一口でもいヽから」と自分でポンプを押して飲んで行ったその人達の顔はまるでおばけの様でした。あの水が最後になったか又助すかって生きているだろうか
この時間には水道は出なかったと思う。
死んでもいヽから水をのまして下さい

**実態調査
水道断水、私の庭には井戸があり、爆風で吹きとんで表通りから庭が見える。たくさんの人が末期の水をのんだ事でしょう。
二部隊の軍人が二人来て、横になり「水を下さい」と言ったのでコップ一杯の水を枕元に持って来て飲ましてあげるからと両手をにぎり起そうした時、私が尻もちをついて倒れた。何事が起きたのかと私が失神しそうなった。両手に肩か手の前までの皮がずるりとむげたのをしっかりにぎりしめていた。
サイズ(cm) 27.5×38.5
展示の説明文 「水をのまして下さい」「お願いします」「水をのませて」五、六人だったか男女が裏庭へ入ってきて言った。津村のおばさんが「駄目駄目、水をのんでは死んでしまうからがまんして」といったが、「死んでもいいから一口でもいいから」と自分でポンプを押して飲んで行ったその人たちの顔はまるでおばけの様でした。

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