識別コード | GE18-20 |
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絵の内容 | 八丁堀から泉邸へにげる途中の惨状 |
作者名(カナ) | 原田 知恵(ハラダ チエ) |
作者名(英語) | Chie Harada |
当時の年齢 | 18歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/6(時刻)9:00 |
情景場所 | 八丁堀~縮景園の途中 |
情景場所旧町名 | 八丁堀 |
情景場所現町名 | 八丁堀 |
爆心地からの距離 | 800m |
ブロック別 | 基町・白島地区 |
作者による説明 | **裏 八丁堀から泉邸に向う途中、九時前後の惨状です 原田智惠 **別紙(絵裏貼付) 八丁堀からお泉邸の方角に逃がれる途中の惨状です。三十年前此の目で此の手が肌がふれた当時の様は余りにも恐ろしく書く事はおろか語る事もさけて来て、今書きながら湧いて来る血のにおい、眞赤にただれた肌、男.女.の見分けも付かない惨い姿。 むけかけの皮がぶらさがり恐怖にゆがんだ表情は此の世のものとも思われません。爆風で着物はむしり取られ、全裸に近い人達のひしめきあいながら、安全な場所を求め瓦礫の山につまづきながら逃げる途中、建物の下じきになりうめく人、声をしぼって助けを求める人、飛んでまわる火をよけながら狂気のうづの中を群にまじって放心状態であった自分をまざゝと思いおこして三十年間のめまぐるしい社会の変貌にあれ程の記憶もいざ書こうとしたらぼかされて、これ以上書けそうもなくまづしい此の絵の中のうめ様もない空間をはがゆく思いながら書きました。 |
サイズ(cm) | 38.5×53.5 |
展示の説明文 | 『図録 原爆の絵 ヒロシマを伝える』 〔作者のことばから〕要約 この世のものとも思われません 30年前この目で見、この手でふれた当時のさまは余りにもおそろしくて書くことはおろか語ることもさけてきて、今書きながらわいてくる血のにおい、真っ赤にただれた肌、男女の見わけもつかない惨い姿。 むけかけの皮がぶらさがり恐怖にゆがんだ表情はこの世のものとも思われません。 8月6日 午前9時 800m/八丁堀~縮景園の途中 原田 知恵 |