識別コード | GE18-05 |
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絵の内容 | 爆風 |
作者名(カナ) | 川口 シマ子(カワグチ シマコ) |
作者名(英語) | Shimako Kawaguchi |
当時の年齢 | 22歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/6(時刻)被爆後2、3分 |
情景場所 | 広島第一陸軍病院江波分院 |
情景場所旧町名 | 江波町 |
情景場所現町名 | 江波南一丁目 |
爆心地からの距離 | 3,600m |
ブロック別 | 吉島・舟入・観音地区 |
作者による説明 | **絵の中 昭20・8・6 爆風 其の朝八時十五分被爆後わずか二三分位だろう 江波町にて はるか向うで砂けむりの様なものが起り見る間に大きくふくれ量を増し広がる。段々こちらにやってくる。もの凄い風がバタバタバタと頬を打つ。何となく嫌な臭い食卓の足に飛ばされないようしがみつく。誰かが背中に負ひかぶさる様にしゃがんでいる。長い長ーい一刻が過ぎた。やっと立ち上る事が出来たー。事ム所も倉庫も住宅もすべてのものがなぎ倒された様にペシャンコにつぶされている。訳の分からぬ想ひに浮足立つ… あの時今思いおこすとあの時のほこりも身も骨も砕けすべてが霧と成し散華した幾数万の犠牲者の血と泪では成かったろうか。いかりと苦しみが風を呼びせん風を起し一本の糸をたより昇天したのではないだろうか。 注)時速200k新幹線に飛び込み自殺が有ると人体はすべて霧と成り車体にだけ少々のへこみだけを残す位と云う…其れと下あごの皮が少々はりついていたので自殺者が有ったのだろうと云う事を記憶している。 川口シマ子 **裏 川口 シマ子 |
サイズ(cm) | 54×38.5 |
展示の説明文 |