識別コード | GE16-18 |
---|---|
絵の内容 | むしろの上に2列に並べられた被爆者 |
作者名(カナ) | 古川 正一(フルカワ ショウイチ) |
作者名(英語) | FURUKAWA Shoichi |
当時の年齢 | 32歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/10(時刻)10:00 |
情景場所 | 舟入町の電車通り |
情景場所旧町名 | 舟入町 |
情景場所現町名 | 舟入町 |
爆心地からの距離 | 1,100m |
ブロック別 | 吉島・舟入・観音地区 |
作者による説明 | **絵の中 昭和二十年八月十日午前十時頃。 舟入町電車線路、(現十日市より江波線路)にむしろらしき敷物の上に、二列に並べられた被爆者の人達のまくら元にきゅうり一本ずつに、あきかんや、焼けた瀬戸物茶わん等に、水が少々ずつ入れて有りました。きゅうりをしっかりにぎったままで死んでいる人。…水を口までもっていけない人…被爆した人達がうめきもしない。声が出ないのでしょう。 約二丁も有ろうか、線路に此の人達はきずついた躰を誰にみとられたのであろうか。…其後は…三十年たった今も昨日のようにうかびます。 **裏 古川 正一 六十三才 |
サイズ(cm) | 54×38 |
展示の説明文 | 線路の上に2列に並べられた被爆者 爆心地から1,100m、舟入町 1945(昭和20)年8月10日 午前10時ごろ 古川 正一(原爆投下当時32歳、絵を描いた時62歳) 絵中解説 舟入町電車線路のムシロらしき敷物の上に2列に並べられた被爆者の人たちのまくら元に、キュウリ一本ずつと、空き缶や焼けた瀬戸物茶わんなどに、水が少しずつ入れてありました。キュウリをしっかりにぎったままで死んでいる人…。水を口までもっていけない人…。被爆した人たちがうめきもしない。声が出ないのでしょう。 約20もあろうか、この人たちは傷ついた体をだれにみとられたのであろうか…。その後は…。30年たった今も昨日のように浮かびます。 |