menu

トップページ原爆の絵江波の線路づたいに逃げる負傷者、ハス畑に腰を下ろし休む

原爆の絵

識別コード GE14-18
絵の内容 江波の線路づたいに逃げる負傷者、ハス畑に腰を下ろし休む
作者名(カナ) 小笠原 春子(オガサワラ ハルコ)
作者名(英語) OGASAWARA Haruko
当時の年齢 13歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)夕方~夜
情景場所 江波
情景場所旧町名 江波町
情景場所現町名 江波二本松
爆心地からの距離 3,600m
ブロック別 吉島・舟入・観音地区
作者による説明 **絵の中
5
私達親子三人は、風下へゝと逃げ行く、方向は江波山である
ぞろゝと、線路づたいに逃げ行く人々、どれも、これも満足な人は一人もいない。負傷し、自分の体の皮を、引きずりながら歩るいている人、頭から、血が吹き出ている人
地獄絵図をくり広げたような姿
その時から、私の左顔面が異様に熱くなり出した。だんゝ痛さが強くなり、水、ドロ水で冷しゝ江波へゝと逃げ行く
夕方近く江波山近くたどりつく
私は着いた時は、もう気分悪く立てなくなっていた。「ハス畑に腰を下し不安の心であった。生ぬるい雨が降って来た。雨にぬれても立つ気力もなく私はその場に、倒れてしまう
夜が来た。辺りは、ざわゝ人々の泣き叫ぶ声、おびえふるう声負傷者のうめき声、水を求める声
誰かが叫ぶ「畜生戦争が罪のない者をこんなに苦しめて」!痛いよゝ水くれと。その人は、熱傷でふくれ上がり、男女とも区別が出来ない程になっている
空は眞赤に燃へる
天をこがすかのように燃へる
ハス畑に寝ている私
電柱に吹きとばされた人
江波線路づたいに逃げる負傷者
頭から血が吹き出ている人
自分の皮
人の皮
ハダカの老人
自分の皮
負傷の人
母 ハダカの妹 母の背に
熱傷の私
**実態調査
ここから私は気分が悪くなり動けなくなった
サイズ(cm) 38×54
展示の説明文

戻る

Page Top