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トップページ原爆の絵家の下敷になっている妹を見つけ堀り起こす、あちこちから火の手が上がり出す。

原爆の絵

識別コード GE14-17
絵の内容 家の下敷になっている妹を見つけ堀り起こす、あちこちから火の手が上がり出す。
作者名(カナ) 小笠原 春子(オガサワラ ハルコ)
作者名(英語) OGASAWARA Haruko
当時の年齢 13歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6
情景場所 舟入仲町
情景場所旧町名 舟入仲町
情景場所現町名 舟入中町
爆心地からの距離 1,200m
ブロック別 吉島・舟入・観音地区
作者による説明 **絵の中
4
何十分過ぎた時であろう
探し求める人の声、親の名を呼び子の名を呼び、父を母よと探し求め叫ぶ肉親の声々
私達も妹の声、姿を求め必死で叫ぶ その時母が突然「栄子だ・・」と叫ぶ
二、三間先きに妹が、頭だけ出して母を呼んでいる「お母ちゃんこヽよ…」
「春子 栄子があそこに…」
一目散に妹を助けに走る
家の下敷になり頭だけ出している妹の姿を見た時
「可愛想に頑張って今出して上げるからね・・・」母と私は必死で壁柱などを取り去り、無理やりに妹を引き抜いた。妹の体は全身打撲 むらさきになり、腕に二本の指が入る程の傷をしていた。母は不思議に負傷はしていなかった。有難い事であった。掘り出した妹を背にする私
母は壁の下敷になっている人の助けを求める声に一生懸命カベ土、柱を取りのぞいている辺りは、あちこちと、火の手が上り出した。悪魔の手の様に・・・・
「家の下敷になっている妹」お母ちゃん

栄子・・・・栄子・・

素足
おかあちゃん・・・・
「家の下敷になっている妹」
**実態調査
妹の身体は全身打撲で紫色となっていた。
サイズ(cm) 38×54
展示の説明文 助けを求める声に懸命に壁土や柱を取り除いた、あちこちで火の手が上がり出した
爆心地から1,200m 舟入仲町(現在の舟入中町)
1945(昭和20)年8月6日
小笠原 春子(当時13歳、絵を描いた時 42歳)

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