識別コード | GE13-15 |
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絵の内容 | 燃える市街と逃げる人々 |
作者名(カナ) | 石津 一博(イシズ カズヒロ) |
作者名(英語) | Kazuhiro Ishizu |
当時の年齢 | 37歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/6 |
情景場所 | 京橋付近 |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | 1,380m |
ブロック別 | 銀山・幟地区 |
作者による説明 | **絵の中 昭和20年8月6日 午前8時15分 雲一つない快晴。朝から雑炊ですっかり汗ばむ。空襲警報解除の気安さでステテコ一つになって表の窓をあけた瞬間ピカッ!閃光と同時にドーンと腹をえぐられる様な大爆音と共に街中が真黄色な煙に包まれたと思ったらピュ-ッと強烈な爆風にグラッと家が倒れてしまった。 果たして何時間たったものかわからないが近所から火の手が上がったらしく、ものすごい黒煙にむせてやっと意識を取り戻した。 大きな木が全身にのしかヽっているので、どうにもならず一時は観念したものの、押しよせる火の手に死にもの狂いで全身血と埃で真黒くなって、どうにか脱出出来た。町並みは道路を中心に両側へバラバラになって倒れている。自分の頭上目がけて一発やられたと思っていたが全市が倒れている。そしてどんどん燃えている あちらからもこちらからも助けを求める悲痛なさけび声。血だるまになって逃げられた人達も若しかしたら死ぬかも知れないが…まだよい人達… 私の耳の底に30年もの間こびりついて離れないものは… 生きた人が大きな木の下敷きになって足の先からジリジリ焼かれて、もだえ苦しみ、ギャ-ッ!と絶叫した 涙なくしてとうてい聞けぬ断末魔の苦悶のあの声。あヽ。原爆がこわい。原爆がにくい。 石津一博 1975.5 |
サイズ(cm) | 38×54 |
展示の説明文 |