識別コード | GE12-24 |
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絵の内容 | 助けを求める負傷者たち |
作者名(カナ) | 佐伯 敏子(サイキ トシコ ) |
作者名(英語) | SAIKI Toshiko |
当時の年齢 | 25歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/6(時刻)15:00前後 |
情景場所 | 土橋付近 |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
ブロック別 | 十日市・中広地区 |
作者による説明 | **絵の中 午後三時前後の土橋附近の死体は大勢あり、傷ついて歩けぬ学生さん達もとってもたくさんおられました。その中の妹によくにてる人を起しだきて名前を呼べど人違いでした。炎においたてられ逃げようとすれば、声のなかった人が足にすがりつきて「人違いでも連れて逃げてえー。」といって足をはなしてくれない。私は夢中で子供がいるから許してー。と叫び無理やり逃げねば焼死んでしまう。 十日市町で又助けを求められた二人はなんとか歩けそうなので互いにはげましやっとの思いで横川橋を渡り山手の線路土手に着いて炎の地獄から逃げられたことを喜びあいました。 連れて逃げてあげられなかった学生さんの名前だけでもと思うと今も苦しくご冥福を祈り合掌 **裏 佐伯敏子 55才 |
サイズ(cm) | 38×54 |
展示の説明文 | 妹によく似ている人を起こし名前を呼びましたが人違いでした。炎がすぐ側まで近付き逃げようとしましたが、その女性が私の足にすがりつき「人違いでも連れて逃げてえー」といって足を放してくれません。私は「子どもがいるから許してー」と叫び、女性を振りほどき逃げました。 |