識別コード | GE10-27 |
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絵の内容 | 重傷の老婦人の手術 |
作者名(カナ) | 原田 みどり(ハラダ ミドリ) |
作者名(英語) | HARADA Midori |
当時の年齢 | 33歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/15(時刻)夕方 |
情景場所 | 広島陸軍兵器補給廠 |
情景場所旧町名 | 霞町 |
情景場所現町名 | 霞一丁目 |
爆心地からの距離 | 2,860m |
ブロック別 | 比治山・仁保地区 |
作者による説明 | **絵の中 昭和二十年八月十五日夕刻大勢の負傷者の中之一人の老婆が兵士に脊おわれて来ました。右の肘関節の挫滅骨折兼外傷性化膿創で右手はすでに腐りつつありました。肩から切断しなければ命があぶないので手を切って落さなければならない事を云いきかせました。大勢の負傷者に藥も材料も使いはたしたので麻酔藥はありません。生身で切り落さなければなりません。お婆あさん我まんしなさいよ戰爭に勝たなければならないのだからね。執刀者は河野軍医少尉それに毛利属託医坂本曹長私達数人でした。今の平和の時ではこのような残酷な手術等出来るわけはありませんが老婆は痛みをたえて云いました。此の手をお国にささげて戰爭に勝つことが出来るのならと。この朝すでに天皇の玉音の放送がありました。日本は降伏した事をこの老婆は知っていませんでした。手術の後抗性物質(化膿止め)もなく体力だけが命をささえるこの老婆はどうなったでしょう。 **裏 原田みどり 63才 現在職業 診療エックス線技師 昭和二十年当時 陸軍看護婦 |
サイズ(cm) | 38×54.5 |
展示の説明文 |