menu

トップページ原爆の絵電車とその近くに倒れている人々、電車の中で1人生きて水を求める人がいた

原爆の絵

識別コード GE09-17
絵の内容 電車とその近くに倒れている人々、電車の中で1人生きて水を求める人がいた
作者名(カナ) 中野 健一(ナカノ ケンイチ)
作者名(英語) NAKANO Kenichi
当時の年齢 47歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/7(時刻)朝
情景場所 寺町電車通り
情景場所旧町名 寺町
情景場所現町名 寺町
爆心地からの距離 1,100m
ブロック別 十日市・中広地区
作者による説明 **絵の中
寺町電車道八月七日朝
電車の横を通っていたら中で人の声がするので電車に入って見たら十四五人爆死して居た 中で一人かすかに動いているので近よって見たら小さな声で水水といって居るので外に出てあたりを見たが水らしきものが見当らず私も市内で被爆した身内の事が心配なので電車を後にして身内の者を一日中探し歩き夕方帰へりに朝の電車によって見たが朝の人はもうあの世の人でした
三十年たった今も尚ほあの時手近に水があったらとつくゝ思い近親の者と話す事が度々
合掌
サイズ(cm) 27×38
展示の説明文 電車の中で1人生きて水を求める人
爆心地から1,100m、寺町電車通り
1945(昭和20)年8月7日 朝
中野 健一(原爆投下当時47歳、絵を描いた時76歳)
絵中解説
電車の横を通っていたら中で人の声がするので、電車に入って見たら14、5人爆死していた。中で1人かすかに動いているので近よって見たら、小さな声で「水、水」と言っているので、外に出てあたりを見たが、水らしきものが見当たらず。私も市内で被爆した身内の事が心配なので、電車を後にして身内の者を1日中探し歩き、夕方帰りに朝の電車によって見たが、朝の人はもうあの世の人でした。
30年たった今なお、あの時手近に水があったらとつくづく思い、近親の者と話すことがある。合掌。

戻る

Page Top