トップページ原爆の絵着る物を貸してほしいと頼む負傷した裸の女性
識別コード | GE06-49 |
---|---|
絵の内容 | 着る物を貸してほしいと頼む負傷した裸の女性 |
作者名(カナ) | 好井 博(ヨシイ ヒロシ) |
作者名(英語) | Hiroshi Yoshii |
当時の年齢 | 25歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/6(時刻)9:00頃 |
情景場所 | 尾長町片河の自宅 |
情景場所旧町名 | 尾長町 |
情景場所現町名 | 山根町 |
爆心地からの距離 | 2,900m |
ブロック別 | 牛田・広島駅周辺地区 |
作者による説明 | **絵の中 ②八月六日九時頃だたと思う…自宅玄関にて 尾長町自宅にて・・・ 私もガラス破片が顔、左手首、背中、腰部に数ヶ所足首とさヽり兔の口の様に割れている。壊れた部家で手当をしている時であった。表の方で「すみませんが何か貸して下さい」出て見るとびっくり一糸まとわぬ女が立っている。陰部を両手でかくして髪は乱れ肩の方は焼けて血が流れている。悲痛な声でありしかし私の家も半壊の有様。表の戸が裏庭へ吹飛んでいる表の部家には向側の家の戸板が飛んできている。カべは落ち天井は上へ重なり青空が見える。女もこの様子を見て東の方へとぼゝ消えてゆった。 **実態調査 矢賀で被爆後から10分後、自宅の入口に女が立って「すみませんがモンペか何か貸して下さい」 見れば全裸であり、全身やけどで今にも倒れそうであった。家の中の様子を見ていたが間もなく出て行った。その時不思議に思った事はなぜ全裸になったのでしょう。市内から避難する人は皆全裸である。衣服姿はみられなかった。 |
サイズ(cm) | 27.5×38.5 |
展示の説明文 | 「何か着る物を貸して」と戸口に立つ、血を流した裸の女性 爆心地から約3,300m、尾長町 1945(昭和20)年8月6日午前9時頃 好井 博 |