識別コード | GE06-48 |
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絵の内容 | 火傷に苦しむ負傷者たち |
作者名(カナ) | 藤田 弥生(フジタ ヤヨイ) |
作者名(英語) | FUJITA Yayoi |
当時の年齢 | 26歳 |
寄贈者名 | |
種別 | 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集) |
情景日時 | 1945/8/10 |
情景場所 | 宇品八丁目あたりの軍の建物の入口 |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
ブロック別 | 皆実・宇品地区 |
作者による説明 | **絵の中 昭和二十年八月十日宇品八丁目あたりの軍の建物の入口で被爆者の痛々しい姿に茫然としてゐる私の前に一人軍服姿の負傷者が立たれ何かはっきりしない声を出されました。はっとしてその方を見ました。顔は焼け唇ははれ声の出せない状態でした。両手は繃帶で包まれ服もやぶれてゐました。繃帶の手は腰を指して声にならぬ声を出してズボンの紐を締直して上げました。この様子では食事も出来ず弱って行かれるばかりと思って上げました。 家族の思ひやりかきれいな布をかけて 焼けただれた肌に薬をつけて赤、白、黄と 着物も肌も焼けて丸裸 魚を並べた如く横になって苦しむ負傷者 背中の火傷でねる事も出来ず **裏 藤田弥生 |
サイズ(cm) | 25.5×35 |
展示の説明文 | 私の前に一人軍服姿の負傷者が立たれ何かはっきりしない声を出されました。はっとしてその方を見ました。顔は焼け、唇は腫れ、声の出せない状態でした。両手は包帯で包まれ服もやぶれていました。包帯の手は腰を指して、声にならない声を出していたので、ズボンのひもを締め直してあげました。この様子では食事も出来ず、弱っていかれるばかりと思いました。 |