menu

トップページ原爆の絵負傷を負いながら君が代を合唱する女学生達

原爆の絵

識別コード GE02-17
絵の内容 負傷を負いながら君が代を合唱する女学生達
作者名(カナ) 藤瀬 朝子(フジセ アサコ)
作者名(英語) FUJISE Asako
当時の年齢 22歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/6(時刻)朝
情景場所 比治山
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離 2,100m
ブロック別 比治山・仁保地区
作者による説明 **絵の中
八月六日朝比治山にて 私は比治山の暁部隊の司令部に所属していました。兵舎の下敷になつた私は外傷を受け近くの山道に横たわっていました。山の下から逃げまどう人々の叫び声がしおさいの様に上ってきていました。その人々の中に女学生らしい女の子の話声が耳に入ってきました。「もう目が見えんようになった」と云う。あどけない声に重い瞼を開いてふり返えってみました。灰色の皮膚をぶらさげてなす術もなく手を前に上げて坐ったり立ったりしている姿がありました。やがて少女たちは明るくきれいな声で君が代を合唱しはじめました。今でもその歌声が、私の耳の底にはっきりと残っています。
サイズ(cm) 25×35.5
展示の説明文 比治山、火傷でむけた皮膚をぶら下げながらも君が代を歌っていた少女たち
爆心地から約2,100m
1945(昭和20)年8月6日
藤瀬 朝子

戻る

Page Top