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トップページ原爆の絵親族の安否を訪ねる途中電車通で見た救護所の様子

原爆の絵

識別コード GE01-09
絵の内容 親族の安否を訪ねる途中電車通で見た救護所の様子
作者名(カナ) 花岡 フサコ(ハナオカ フサコ)
作者名(英語) HANAOKA Fusako
当時の年齢 33歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/10(時刻)14:00頃
情景場所 舟入幸町
情景場所旧町名 舟入幸町
情景場所現町名 舟入幸町
爆心地からの距離 1,700m
ブロック別 吉島・舟入・観音地区
作者による説明 **絵の中
八月十日午后二時頃
舟入幸町江波行電車通り人道は被爆者の群
兵隊サンの治療も白い粉を塗ってるだけ
裸の人に掛る布切も無い。死んだ母親にすがる虫の息の子供。日陰にするむしろもまばら。
皆息絶えゝで声もなく看護兵も唯無言、眞昼の強い光りの中の不気味な静まり
たゞむごい數知れぬ限界の人々
ア…これぞ地獄ゝゝ合掌
目をそむけて近くの親戚跡の荒野を探し廻る
立こめる死者の焼ける匂は腹の底まで浸み入る
紫の煙は立ち昇り市中果なく続いてる
**裏
花岡フサコ (63才)
当時 三原帝人勤務
兄 観音本町武内護在住跡を訪ひ10日に焼跡を探し舟入の兄嫁の里
家族の安否を尋ねた折の事。
サイズ(cm) 27×38
展示の説明文 舟入幸町江波行電車通りは被爆者の群れ。兵隊さんの治療も白い粉を塗っているだけ。裸の人に掛ける布切れも無い。死んだ母親にすがる虫の息の子供。日陰にするむしろもまばら。皆息も絶え絶えで声もなく、看護兵もただ無言。真昼の強い光の中の不気味な静まり。

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