識別コード | SG-0726 |
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絵の内容 | 可愛い静ちゃん2 |
作者名(カナ) | 西岡 誠吾(ニシオカ セイゴ) |
作者名(英語) | Seigo Nishioka |
当時の年齢 | 13歳 |
寄贈者名 | 西岡 誠吾 |
種別 | 新市民が描いた原爆の絵(その他) |
情景日時 | 1954初夏 |
情景場所 | |
情景場所旧町名 | |
情景場所現町名 | |
爆心地からの距離 | |
ブロック別 | |
作者による説明 | *絵中 市内電車に乗ると二人は寄り添うようにしました。 まず、八丁堀の東洋座で洋画(題名や内容は忘れました)を観ました。館内は満員で最後まで立ち見になりました。当時の娯楽は映画観賞だけでした。 映画館を出たら「喫茶店に行こう」と二人が口をそろえて言いました。二人とも喫茶店に入るのは初めてでした。商店街を散策して入りやすい店を見つけました。中ノ棚の二階の喫茶店に決めました。 喫茶店に入って、飲み物の注文や支払い方法が分からないので不安な気持ちで店の前を2~3回歩きましたが、やっと決心をして二人は二階のお店に入りました。 コーヒーを注文してやっと店内の雰囲気に慣れてきたので、二人の会話が始まりました。 静ちゃんはタイピストのことを話し始めました。早くて正確さを求める仕事です。先輩に追い付け追い越せで頑張っていることを、生き生きと話してくれました。 私は機械の設計で計算尺を使っての計算や製図を描く話をすると、とても興味を持って聞いてくれました。 周りの若いカップルがラブラブムードになっているので、私たちもそんなムードに染まってきました。 30分ぐらいおしゃべりをして帰路につきました。白島電停からは二人は離れて歩きました。 静ちゃんは「さよなら」も言わずに逝ってしまいました。19歳でした。 数年前、長女の文ちゃんと「静ちゃんが眠るお墓」にお参りをしました。そばには大きなビルがそびえて居ました。静ちゃんが勤めていた職場です。 以上 |
サイズ(cm) | 42×29.7 |
展示の説明文 |