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トップページ原爆の絵立ち上るキノコ雲

原爆の絵

識別コード SG-0700
絵の内容 立ち上るキノコ雲
作者名(カナ) 下村 喬(シモムラ タカシ)
作者名(英語) SHIMOMURA Takashi
当時の年齢 22歳
寄贈者名 下村 喬
種別 新市民が描いた原爆の絵(その他)
情景日時 1945/8/6
情景場所 呉(海軍基地)
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別
作者による説明 *絵中
誰か平板測量持ち出し据える。海図を載せる。方位真北0°だ。距離は?二〇K(之は私が小六時から稲光の度に秒単位カウントする習慣)今朝光ってから突風迄六〇秒からの計算値。ピタリ廣島の中央、己斐線(東西)の南三〇~五〇米、宇品行南北線の西一〇〇米見当。日銀含む三軒の白く輝く銀行の建物を思い出す。何が爆発した?B29一機来たのは記憶にあるが、数日毎日で気に留めなかった。爆撃とは全く考えず。上の図は其の折の見取り図。次に見たのは昼休。そして課業了後の様子。物音は聞えず、静かに秒速1.5m位の西寄りの風に乗って静かに流れ、一週間後、呉鎮集合命ぜられ、そこで「原子爆弾」詳細説明なく、唯猛烈な高熱と爆発力にドーしようもない無力感。九日長崎へも。妙に遠慮勝ちな惨禍報道に奇異な感。

時刻 0818
↑≒8000  ⇔≒22㎞ 
対流圏 
20秒  風速 100m/秒

時刻 1240
⇔≒25㎞
成層圏 
上昇は止まっている 成層圏には届いていない様
火の色は見えず 冷えて来て形ぼやけ気味
成長し終った様な

記載の数字は時刻以外全て目測推定値です

時刻 1740
冷えて消え残り雲の集まり
全体にぼやけている 日没と共に消滅

*別紙
八月六日(月)原爆の日、朝八時恒例の軍艦旗掲揚終って食堂へ入って、新聞見ようと開きかけた瞬間、ピカーッ!強烈な青白い光全面に、壁の電気時計〇八一二を指す。反射的に、落雷?否晴天だった。早朝から雷はないだろう。では何だ?一寸考えつかず、再び新聞を見る途端、今度はブワーッ!突風が吹きとんでくる。音と云うより圧力波。テーブル上の薬缶、湯呑み、冊子類が一斉に飛ばされる。何事か?グラウンドへとび出してみると、北の方、巨大な入道雲高さ七~八千米一本、上の方は鉢巻状に渦巻きながら噴き上がってゆく。時折の夏の陽光で白く輝き、影の方は薄赤く、八〇〇度以上の火焔が渦巻いている。測ってみると秒速100米位。強烈な荒れ模様。
サイズ(cm) 25.5×18.1
展示の説明文

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