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トップページ原爆の絵兵隊おばさん2 常盤館

原爆の絵

識別コード SG-0694
絵の内容 兵隊おばさん2 常盤館
作者名(カナ) 西岡 誠吾(ニシオカ セイゴ)
作者名(英語) Seigo Nishioka
当時の年齢 13歳
寄贈者名 西岡 誠吾
種別 新市民が描いた原爆の絵(その他)
情景日時 1942年5月末頃
情景場所 常盤館
情景場所旧町名 三川町
情景場所現町名 流川町
爆心地からの距離 940
ブロック別 銀山・幟地区
作者による説明 *絵中
兵隊おばさん 2常盤館
山田さんの息子さんが飛行機で戦地へ飛び去ってから約1か月後、近所の奥さんが山田さんに「あんたの息子さんが映画に出とったよ」と教えてくれました。
それを聞いた山田さんは、流川町のニュース専門の映画館「常盤館」に通い詰めました。毎日朝から夕方まで1週間。
ニュース映画のスクリーンには、息子さんが飛行機で出撃する時、上官に敬礼をする姿が数秒間映しだされます。山田さんはその瞬間心の中で我が子の名前を叫んだでしょう。
山田さんは「常盤館」への往復は我が家の前を歩いて行きます。朝母と出会った時は立ち止まって丁寧にお辞儀をして「息子に会ってきます」と挨拶されます。夕方は「息子に会ってきました」と挨拶します。とても嬉しそうな表情でした。
スクリーンに僅か数秒間映し出される我が子の顔を見るために、暗い映画館に弁当を持ち込み、数時間座って過ごす、それを1週間毎日続けました。子を思う母の気持ちが痛い程分かります。
サイズ(cm) 42×29.7
展示の説明文

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