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トップページ原爆の絵新聞を見て80年前を思い出す 佐々木君の家

原爆の絵

識別コード SG-0664
絵の内容 新聞を見て80年前を思い出す 佐々木君の家
作者名(カナ) 西岡 誠吾(ニシオカ セイゴ)
作者名(英語) Seigo Nishioka
当時の年齢 13歳
寄贈者名 西岡 誠吾
種別 新市民が描いた原爆の絵(その他)
情景日時 1941年5月頃
情景場所
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別
作者による説明 *絵中
4 佐々木君の家
佐々木君が転校して約1か月後に「家に来てくれ」と言うので、その日に行きました。
広い敷地に木造2階建ての洋風戸建て、青い屋根に白い壁。庭は綺麗な芝生が広がり、おとぎの国のようでした。
玄関に入り靴を脱ごうとしたら「そのまま、入っていいよ」と言われ、驚きました。室内には畳の間がなく、居間のテーブルに座りました。お姉さんはピアノを弾いていました。窓には白いレースのカーテンが揺れていました。
家族の会話は英語で、何を言っているのか分かりません。なんだか外国にきたようでした。家の中の匂いはレストランの様にステーキの匂いがしました。
お母さんがコーヒーを入れてくださいましたが、なんだか苦くて半分しかのめませんでした。
お母さんは「今日の宿題は何か教えて頂戴」と聞きなれた日本語で話されました。私が説明をすると一生懸命にメモしていました。
佐々木君は宿題の内容が十分理解できないから、先生に叱られていました。一カ月くらいお母さんに宿題を教えてあげました。私は通訳の役目でした。その後お母さんは宿題の傾向が分かってきて、先生に叱られることはありませんでした。
最初の日は、洗面器に水を入れて芝生の庭で理科の宿題をしました。内容は忘れました。

*別紙
戦時下の佐々木君の家族は大変苦労をされたでしょう。何かにつけてスパイ容疑。洗濯物の干し方で敵の飛行機に情報を伝えているなど。
サイズ(cm) 42×29.7
展示の説明文

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