menu

トップページ原爆の絵防火用水槽の中で5人の中学生が座ったままの格好で亡くなっていた。まだあどけなく1年生と思われた。

原爆の絵

識別コード NG072-02
絵の内容 防火用水槽の中で5人の中学生が座ったままの格好で亡くなっていた。まだあどけなく1年生と思われた。
作者名(カナ) 壷井 進(ツボイ ススム)
作者名(英語) Susumu Tsuboi
当時の年齢
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(平成14年収集)
情景日時 1945/8/7(時刻)8:00頃
情景場所 天神町南、津田産婦人科医院前
情景場所旧町名 天神町
情景場所現町名 中島町
爆心地からの距離 400m
ブロック別 平和記念公園・周辺地区
作者による説明 **絵の中
防火用水
壷井 進 73才
**別紙(絵の裏に貼付)
8月7日午前8時頃
 南天神町津田産婦人科医院前の防火用水の中を見た時、5人の中学生、丸坊主であどけない1年生と思われる男子生徒が行儀よく座ったままの格好で亡くなっていた。防火用水は広さが畳1枚深さが90㎝位頭は水面下に5㎝位水没していたが、大きな火傷、外傷が見えなかった。こんな浅い(水深80㎝位)ところで亡くなっているのが全く不思議であった。今考えても理解できない。
 8月6日は晴天で朝から気温はどんどん上昇していた。その上、猛火の熱風に耐えられず、防火用水の中で力尽きたと思われる。夏休み返上で動員され、食糧も不足する中での犠牲にやりきれない思いであった。静かにご冥福をお祈りすると共に、この悲劇を繰り返さないための努力をしたい。
サイズ(cm) 38×54
展示の説明文 防火用水槽の中で5人の中学生が行儀よく座ったままの格好で亡くなっていた。丸坊主でまだあどけなく1年生と思われた。防火用水は広さが畳1枚、深さが90cm位。頭は水面下に5cm位水没していたが、大きなやけど、外傷が見えなかった。こんな浅いところでなくなっているのがまったく不思議であった。

戻る

Page Top