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トップページ原爆の絵青・赤・紫色にふくれた死体

原爆の絵

識別コード GE13-18
絵の内容 青・赤・紫色にふくれた死体
作者名(カナ) 木原 敏子(キハラ トシコ)
作者名(英語) Toshiko Kihara
当時の年齢 17歳
寄贈者名
種別 市民が描いた原爆の絵(昭和49、50年収集)
情景日時 1945/8/8
情景場所
情景場所旧町名
情景場所現町名
爆心地からの距離
ブロック別
作者による説明 **絵の中
満潮になると、死体は漂い、干潮になると、大きく二倍も三倍にも脹れた。赤や青や紫色に変色した死体が、転々と転っていた。
男か女かそれもわからず・・・・・
丁度鬼みたいなので赤鬼青鬼と云っていた。
恐ろしい・・・・悲しい・・・・
悪夢の様な情景だ。
本当に可哀想な事だった。
**裏
木原敏子 四十七才
八月八日、古市の避難先から市内へ帰って来た。
中広町へバラックを建て中広町へと道の無い所も平気で歩いた。死体を幾つも幾つも見た。
彼方でも此方でも死体を焼く青い煙りが空高くゆれていた。
横川の町は凄くなんとも云へない臭がして気分が悪く頭が痛くなりそうだった。
北広瀬橋が焼け落ちていたので河原を歩いた。
大きく二倍も三倍も脹れた赤や青や紫色に変色した死体が転々と転っていた。丁度鬼見たいなので赤鬼青鬼と云っていた。
男か女かそれもわからず恐ろしい悲しい悪夢の様な情景だった。
河原でも死体を焼いていた。
満潮になると死体が河に漂い干潮になると河原に転がり本当に可哀想な事だ。
サイズ(cm) 38×54
展示の説明文 赤、青、紫色に変色した死体
8月8日 木原敏子作
(2019年本館常設展示)

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