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トップページ雑誌世界 2023.9

雑誌

識別コード Z0051.3S0540812
書名 世界 2023.9
巻数 第973号
著者
出版者 岩波書店
出版地 東京
出版国 日本(JP)
出版年 2023/09/01
言語区分 日本語 jpn
頁数 295, 32p
大きさ (cm) 22
ISSN 0582-4532
目次 世界の潮
 「プリゴジンの乱」後のワグネル──ベラルーシが安住の地に? 服部倫卓 10
 大学設置基準の改正は何をもたらしたか 光本滋 15
 米連邦最高裁 大学入試アファーマティヴ・アクション違憲判決が突きつけるもの 大河内美紀 19

特集 1 私たちの日韓関係
〈改善か、後戻りか〉
 相互理解の扉──日韓関係〝ニュー・ノーマル〟のゆくえ 権容奭(一橋大学) 64
〈対談〉
 優しい排除の時代に キム・ウォニョン(作家)、熊谷晋一郎(東京大学) 68
〈インタビュー〉
 徴用工訴訟の弁護人になったわけ 林宰成(弁護士)、聞き手=徐台教(ジャーナリスト) 75
〈インタビュー〉
 K-POP 音楽を超え広がる世界 古家正亨(ラジオDJ) 83
〈ポップカルチャーのいま〉
 ウェブトゥーンとアニメ─日韓ふたつのブームからの景色 宣政佑(ライター) 89
〈エッセイ〉
 日本と韓国は「中くらいの友だち」になれるだろうか? 伊東順子(ライター) 94
〈本の力を信じて〉
 前大統領、書店をひらく 文在寅(前韓国大統領)、聞き手=金彦鎬、翻訳=金承福 98
〈疑問に答える〉
 「台湾有事」言説の問題点 遠藤誠治(成蹊大学) 23
〈新冷戦?〉
 相互不信の米中関係──台湾問題と構造的対立を読み解く 佐橋亮(東京大学) 32
〈対談〉
 国際政治の中の台湾 若林正丈(早稲田大学名誉教授)・劉彦甫(東洋経済新報社) 40
〈経過を追う〉
 汚染水海洋放出は必要なのか 木野龍逸(ライター) 52
〈国会を包囲する声〉
 人権無視の入管制度 終わりの始まり 指宿昭一(弁護士) 129
〈排除の空間〉
 フランスの「郊外暴動」に終わりはあるのか? 山下泰幸(同志社大学) 122

特集 2 専門職の危機──研究者・官僚・医師・教員
〈雇い止め問題の深層〉
 研究者を使い捨てる国 元村有希子(毎日新聞) 168
〈大臣の役割とは〉
 霞が関の働き方 現在・過去・未来──「政治への応答の線引き」が受け入れられるか 嶋田博子(京都大学) 174
〈教育と尊厳〉
 日本型「ブラック教育政策」序論──何が教職の魅力を減じてきたのか 髙橋哲(大阪大学) 181
〈「聖域」改革の論点〉
 それでも若者は医師を目指す 高久玲音(一橋大学) 189
〈最前線から〉
 売り手市場の就活地獄──とある中堅私大から見た風景 常見陽平(千葉商科大学) 197
〈リレー連載〉
 隣のジャーナリズム──スポーツライターよ、どこへ行く 鈴木忠平(ノンフィクション作家) 60
〈問題提起〉
 なぜ自衛隊に「商業右翼」が浸透したか──軍人と文民の教養の共有 等松春夫(防衛大学校) 143
〈インタビュー〉
 見たことのない虐殺を撮る──映画『福田村事件』について 森達也(映画監督)、聞き手=前川仁之 246
〈100年の重み〉
 人間を取り戻し、虐殺をやめるために──関東大震災と日本社会 外村大(東京大学) 252

SEKAI Review of Books
◇生き残った「震災記録映画」──『キャメラを持った男たち―関東大震災を撮る』 とちぎあきら(国立映画アーカイブ客員研究員) 260
◇連載 読書・観賞日記  読んで、観て、聴いて 新城和博(編集者) 108

〈男たちが醸す文化現象〉
 懲罰幻想を超えて──告発型フェミニズムと男性たち 河野真太郎(専修大学) 112
〈制度の核心〉
 マイナンバー制度の哲学──過ちを繰り返さないために 宮下紘(中央大学) 149
〈本来の役割〉
 「公共」のオルタナティブは可能か──「新しい公共」言説の検証から 宮川裕二(法政大学兼任講師) 160
〈古い「常識」〉
 再生可能エネルギーを地域のベネフィットに 重藤さわ子(事業構想大学院大学) 204
〈「弱腰」はなぜ〉
 日本人拘束事件から見える日中間の溝 南隆(元内閣審議官) 212
〈好評連載〉
 「拉致問題」風化に抗して 第5回──日本人拉致が北朝鮮にもたらしたもの(その1) 蓮池薫(新潟産業大学) 219
〈奴隷船上の歌〉
 ブラック・ミュージックの魂を求めて 第2回──語られてこなかった過去を想像する 中村隆之(早稲田大学) 238
〈大震災の後に〉
 再録・大江健三郎のことば 第3回──私らは犠牲者に見つめられている 大江健三郎、解題=山本昭宏 226
〈沖縄から〉
 大江健三郎ノート──ウチナー・マンガタミの自責 川満信一(詩人) 232

●連載
 ボナエ・リテラエ──私の読書遍歴 第10回──『大パリニッバーナ経』 森本あんり(東京女子大学長) 262
 脳力のレッスン(255)──米中対立の本質と日本の針路 寺島実郎 137
 「変わらない」を変える 第4回──人権の「失われた20年」 三浦まり(上智大学) 270
 片山善博の「日本を診る」(166)──「突破力」だけの無謀なマイナ保険証作戦は撤収すべし 片山善博(大正大学) 157
 日本語のなかの何処かへ 第6回──紙の上の事実、舌に刻まれた真実 温又柔(作家) 282
 香港からの通信 第14回──新しい香港における酷吏と法治 林藹雲(「グローバル・ボイス」編集者) 276
 気候再生のために 第16回──異常気象からいのちと健康を守る 高村ゆかり(東京大学) 48
 沖縄(シマ)という窓──「沖縄にシェルターを」の声 親川志奈子(沖縄大学非常勤講師) 274
 ドキュメント激動の南北朝鮮(313)──(23・6~7) 編集部 286
 民話採光 阿部海太(画家・絵本作家)

○読者投句・岩波俳句 選・文=池田澄子(俳人) 292
○アムネスティ通信 237
○読者談話室 294
○編集後記 296
各号備考

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