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トップページ図書破滅の決定 世界を変えた“マンハッタン”計画

図書

識別コード T0916.1A001
書名 破滅の決定 世界を変えた“マンハッタン”計画
巻数
版数・刷数 第1版
叢書名 三一新書
著者 マイケル・アムライン著、野間寛二郎訳
出版者 三一書房
出版地 東京
出版国 日本(JP)
出版年 1962/04/20
言語区分 日本語 jpn
頁数 251
大きさ (cm) 18
ISBN
目次 1 「いそいで、ひとめにつかぬよう」 9
「ハリー、大統領が死にました」/君たち、ぼくのために祈ってくれ!/あたらしい世紀の開幕

2 「月と星と ぜんぶの惑星が」 15
戦争はアメリカ人の世界への眼を開いた/原子のカーテンは厚く、とざされていた/『無の生産』とトルーマン委員会/ロス・アラモスが生んだ『あたらしい生命』/大統領第一日はバーンズとの会見からはじまった/<補助大統領>ジェイムズ・バーンズ/バーンズ国務長官の誕生/国連憲章は原子力時代以前の産物

3 “manhattan” 35
力の限界以上のものをよんだ/史上空前の《いそがしい大統領》/スチムソンと“manhattan”/原子力世界の『悪夢』的性格/人間は原子エネルギーを管理できるか/スチムソンを議長とする秘密委員会の成立

4 「ただ一機」 49
<ギミック>をまつ飛行士たち/五〇九航空部隊の秘密任務/孤島のなかの孤島の基地

5 「ただ一個の爆弾」 55
砂漠のはての<Y地点>/Y地点の物理学者たち/<ギロチン>で<竜のしっぽをねじる>

6 「臨時」-だが「歴史の長い眼」 61
臨時委員会の最大の問題/テニアン島の五〇九部隊/日本をおそった《人工台風》/あれくるった人工の火の嵐/どたん場の抵抗と勝利へのみおとし/<たたかう意志>のかたまりへの恐怖/使用決定の歴史的意味/爆弾の効果はどれぐらいか/爆弾の秘密はまもられるか/最初の原爆で人を殺すべきか/使用についての科学者の判断

7 「老鷲」 81
組織に忠実な男/一九一一年の世界

8 「爆弾の下側」 87
二つの脅威を育てた男/<治金研究所>の科学者たち/ひとりのヨーロッパ人/科学者の協同の中心/米ソの競争を予測したフランク報告/国際協定と廃棄についてのみとおし/原爆の無警告投下について/直接的ナ使用イガイニナイ/スチムソンの判断

9 「ジュリアスからきた」103
ローゼンバークとフックス/ゴールドとフックス/「ジュリアスからきた」/秘密はソ連の手にわたった/この章についての訳者註

10 イギリス人とソ連人 111
「少数の者による生活様式の決定」/<秘密>をめぐるイギリスとアメリカ/“知る必要という原則”/爆弾は使用するためにつくる/秘密ではなかった原子計画/この世の地獄、大統領の激務

11 「日本への侵入計画」 121
統合参謀本部会議と文官指導の会議/なされなかった日本への警告/軍と政治の指揮系統/スチムソンの日本観/拒絶すれば破壊、降伏すれば希望/長い時間に準備されたひとつの<橋>

12 最後の数分 133
ジラードの嘆願書/秘密のなかにきえた科学者の意見/原爆使用についての科学者の投票/鋼鉄の塔は秘密の儀式をまつ

13 テニアン-「光輝ある奴らは準備する」 143
バラード《だれもしらない》

14 「終着駅」ターミナル-三大首脳アインシュタインの世界に入る 149
アインシュタインの世界のさいしょの政治家/戦後世界の最大の焦点/世界の悲劇の目撃者/ポツダムの空気はよどんだ/雨と電光の<その前夜>/「赤ん坊は満足に 生まれた」!/はるかにめんどうな問題/わたしはその武器をこのまない/管理制度についてのスチムソンの見解/原爆による天皇の説得/目的のための絶対的道具/世界の死をすくうちいさな悪

15 下稽古と役者たち 167
<カボチャ>をつかチた下稽古/ポツダムの晩餐会/コンプトンの決断/投下命令はポツダム宣言のまえにだされた/重要さを理解しなかったスターリン/千両役者?スターリン/ポツダム宣言は<威力>をもちえたか?

16 「することはもはやない」 189
<地獄の機械>ははこばれた/チャーチル、総選挙でやぶれる/<のろまな竜>のものがたり/ついに命令はくだされた

17 「おお、神よ!」 191
広島、小倉、長崎/八月六日午前九時一五分!

18 「荒廃の雨」 197
真珠湾から広島へ/平和と挑戦の交錯-日本の混迷/アメリカの降伏勧告/<無条件降伏>のためのふたつのシンボル/だれも<機械>をとめなかった/<たえがたきをたえ…>/ことはおわった!/未来はここからはじまる

19 良心と疑問 215
決定は単独でなされたか/決定者は制約されていたか/日本降伏と原爆のかんけい/フランク報告を読んだのはだれか/スターリンはどこまでしっていたか/冷戦への洞察はあったか/決定的重要性のなかった原爆スパイ/現代の最大の悲劇的疑問!/戦争終結と原爆のかんけい/永遠と未来への決定?
備考 [原書名]The Great Decision:The Secret History of the Atomic Bomb

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