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図書

識別コード T0210.7T020
書名 従軍慰安婦と戦後補償 日本の戦後責任
巻数
版数・刷数 第1版第1刷
叢書名
著者 高木健著
出版者 三一書房
出版地 東京
出版国 日本(JP)
出版年 1992/07/31
言語区分 日本語 jpn
頁数 200
大きさ (cm) 17
ISBN 4-380-92006-2
目次 従軍慰安婦と戦後補償/目次
はじめに 3
第1章 名乗り始めた元朝鮮人従軍慰安婦 15
1 今、語られる意味 15
あえて名前と顔を表に出す 15
事実を認めた謝罪と補償が必要と訴える 19
実態が語る真実 21
2 今でもたたるキニーネの大量服用-Aさん 23
ラバウルでの地獄 23
消えた日本軍 25
3 誰にも話せず、歳をとり、ここまできました-Bさん 26
チマ・チョゴリを着た15人の朝鮮女性 26
今でも残る刀傷 29
4 お金では取り返しがつきません-金学順さん 30
着いた所が鉄壁鎮 30
朝鮮人男性と脱出 33
5 道徳的に謝罪をしてほしい 文玉珠さん 34
「食堂で働けばお金がもうかるよ」 34
慰安婦から臨時看護婦まで 37
預金通帳を金に替えることもできず 41
6 日本のために死んだ父の墓を建てるまでは死ねない-盧清子さん 43
「朝鮮人のくせに」という兵隊の罵声 43
知られたくない慰安婦だった過去 45
7 この恨みを日本にふつけたい 黄錦周さん 47
病気で弱った慰安婦は殺され埋められた 47
「挺身隊」に対する世間の目は厳しい 48
8 どうして日本の女性を慰安婦にしなかった-呂福実さん 49
7人のうち2人が首吊り自殺 49
あの時戦地で死んでいた方が幸せ 51
9 死ぬ前に日本の蛮行を明らかにしたい-吉甲順さん 52
逃げようとした女性の腹を割き内蔵を取り出す 52
人気ドラマが打ち明けるキッカケ 55
10 ラングーンで知った日本の敗戦-Cさん 56
「軍事慰安所」という看板 56
激流にのまれ溺死した女たち 58
11 悲惨な私き人生の元凶は日本-金田君子さん 59
「軍人はお国のため、お前たちのために戦っている」 59
家族は離散、母も毒死 61
12 ずっと一人で生きてきた-沈美子さん 63
強姦された上に拷問 63
7割ぐらいの女性が梅毒にかかる 65
将校の「愛人」 67
第2章 従軍慰安婦をどう見るか 69
1 従軍慰安婦はなぜ生まれたのか 69
日本軍特有の制度 69
あとを絶たない強姦・掠奪 72
性病防止にも役立たず 74
2 従軍慰安婦の大半がなせ朝鮮人女性だったか 76
全体の8割が朝鮮人女性 76
性病防止の観点 77
民族絶滅の計画的組織的迫害行為 78
3 従軍慰安婦にさせられた経過 80
強制的な狩り集め 80
挺身隊から慰安婦へ 82
売春業者と朝鮮総督府が全面協力 84
白昼公然と朝鮮全土に展開 86
4 慰安婦の実態 87
兵士、下士官、将校の使用時間 87
軍紀風紀の維持の実態 89
軍の輸送機関によって移動 92
兵士に性病をうつさないように 94
5 従軍慰安婦は「軍属」ではなかったのか 95
軍との雇傭契約だが事実上の徴用 95
反乱の可能性のある朝鮮人がなぜ軍属に 97
「新ニ採用ノ」者は軍と「契約」 99
6 日本軍「関与」についての政府見解の変遷 101
「あれは民間の業者がやったこと」 101
「関与」した事実を認める 104
台湾においても慰安婦「供出」 105
7 激戦下・敗戦時における慰安婦の運命 08
放置された慰安婦の悲惨 108
故郷へも帰れない生き延びた人たち 110
第3章 私はこうして朝鮮人女性を狩り出した 113
置き去りにされたサハリンの朝鮮人 113
「狩り出して国に奉仕させる」のは当然!? 114
2 法廷でこう証言した 116
性的慰問が実態 116
済州島に到着 118
「女はいないか」120
日本人が女を徴用に来れば慰安婦にさせられる 123
「伝染病の予防注射だ」 126
海女に徴用をかける 129
下関に集める 133
第4章 戦後処理はまだ終っていない 138
1 過去の不正義を自ら正そうとしない日本政府 138
「専制と隷従、圧迫と偏狭」の責任 138
戦後責任追及がなぜ弱かったか 141
アジア全域であがる被害者の声 143
2 従軍慰安婦問題をめぐる論争 144
慰安婦は「国への奉仕」だった? 144
欠落する「朝鮮民族への組織的迫害」という事実 146
個人の請求権はある 148
政府の見解・学説とも一致 150
戦争が人間を「犬」にすることを自ら告発 153
誰が「耐え難い苦しみを体験」したか 156
3 国内の援護行政にみる戦後責任 158
憲法の予想しない戦争被害? 158
孫振斗判決の意義 160
皇軍の軍人・軍属だけを援護の対象 162
国籍の違いで差別的取扱いをしてはならない 164
4 他国に対する戦後責任を国際的にみる 167
補償は道徳的な義務 167
ユダヤ人に対する戦争犯罪を謝罪するドイツ 169
第5章 謝罪から補償へ 175
1 戦後補償を求める運動 175
補償の歴史にみる 175
なぜ戦後45年以上もかかったのか 177
サハリン裁判から戦後補償要求は開始された 179
アジア各地から噴出する被害と補償の訴え 181
軍需会社だったドイツ大企業も補償へ 185
「戦勝国」アメリカの日系人に対する補償 187
国際フォーラムは大きな役割を果たした 190
2 日本社会の基本性格も問う 193
朝鮮人BC級戦犯が東条英機を裁く 193
アジアとの信頼関係は補償と謝罪から 195
具体的な戦後補償への提言 198
備考

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