menu

トップページ図書原爆投下は予告されていた 国民を見殺しにした帝国陸海軍の「犯罪」

図書

識別コード T0916.1F005
書名 原爆投下は予告されていた 国民を見殺しにした帝国陸海軍の「犯罪」
巻数
版数・刷数 第1刷
叢書名
著者 古川愛哲著
出版者 講談社
出版地 東京
出版国 日本(JP)
出版年 2011/07/27
言語区分 日本語 jpn
頁数 281
大きさ (cm) 19
ISBN 978-4-06-217116-8
目次 まえがき―なぜ政治家・官僚・高級軍人だけ生き残ったのか 1
序章 ある元陸軍二等兵の死
 運命を変えた「死の水」 18
 被爆40年後に発症した原爆症 22
 元二等兵が死とともに残した伝言 28
 弱者が死に強者が残ったからくり 30
第1章 歴史から消された作戦命令
 点数主義だった軍隊の本質 36
 軍中心主義で生まれた格差 39
 命さえ奪われる軍隊教育 42
 戦史から消えた非情な大本営命令 45
 参謀本部が燃やした書類の中身 49
 生き埋めにされた300名の傷病兵 51
 学生アカデミー賞ドキュメンタリーが語る原爆 54
 『原爆死』制作者とのコンタクト 57

第2章 裏切りの軍都・広島
 『ヒロシマ日記』が語る悲劇 62
 市民を置き去りにして逃げ出した軍隊 66
 ボイス・オブ・アメリカが予告した原爆投下 69
 墜落機のアメリカ兵が心底恐れたもの 75
 原爆の「モルモット」にされた少年たち 79
 軍の命令で被害が増大した勤労動員 82
 第2総軍司令部は何を企んでいたのか 85
 広島の極秘モニター室 88
 偽りの中国軍管区「広島壊滅」第一報 91
 軍に先んじて「広島市全滅」の一報を送った男 93
 軍が人命救助より優先した者は何か 96
 「新型爆弾」と発表した政府の思惑 99
 旧日本軍の原爆実験はあったのか 104

第3章 米英共同作戦の深き闇
 投下目標選定に苦悩するアメリカ 110
 高角砲がエノラ・ゲイをとらえた瞬間 112
 米軍が機密にしたアメリカ兵被爆 114
 なぜ小倉は爆撃されなかったのか 120
 原爆投下作戦はアメリカ単独か 124
 小倉で製造されていた狂気の兵器 127
 日本にキャッチされていた2回目の原爆投下 129
 あまりにも不自然な小倉の天候 132
 小倉を覆った煙の正体 135
 原爆投下の理由を翻したアメリカ 138
 東条英機が原爆開発指示を 142
 高松宮が眉をひそめた研究者たち 144
 子供でさえ知っていた原子爆弾の存在 147
 陸軍中央特殊情報本部の大失態 152

第4章 慟哭の軍都・長崎
 8月9日午前11時1分投下 160
 長崎の県幹部は知っていたのか 164
 「県庁員幹部ニ死傷者ナシ」 167
 長崎の捕虜収容所で流れた噂 172
 捕虜同然だった長崎市民 175
 日本の監視兵が逃げ出した理由 179
 失敗を連発した原爆投下の指揮官 183
 失われた制海権 186
 「アメリカ兵を救出する志願兵を募る」 190
 捕虜とともに避難した日本兵 192
 被爆者を救助しながら捕虜と避難 194
 捕虜の食糧をせしめた者 197
 日本人も捕虜もなかった長崎市内 200
 伝えられる捕虜の数が異なる理由 204
 長崎に流れた謎の噂 206
 稲佐岳の麓に現れた「捕虜」の正体 208
 長崎湾が見える場所から発生した噂 210

第5章 長崎上陸の捕虜救出部隊
 靄のなかで始まった捕虜救出作戦 216
 捕虜救出部隊が行き着いた「この世の果て」 218
 長崎を「失われた楽園」にした飛行機 223
 不可解な海軍軍人の行動 226
 高角砲部隊が射撃しなかったのはなぜか 230
 終戦に向けた海軍の画策 233
 戦況を知っていた5パーセントの日本人 237
 市民の耳をふさぎ続けた軍部 241
 「絶対に避難を許さず」の戦慄 244
 日本が受け止めたアメリカからのサイン 246
 米海軍大佐との秘密のパイプをつなげ 251
 米内海相とアメリカの知られざる取引 255
 米軍空母を先導したパイロット船の正体 257
 原爆投下を予告した「ニューディリー放送」 261
 確かに存在した3回の投下予告 265
 全ての悲劇はシナリオ通りだったのか 269

あとがき―よみがえる「国策」という名の亡霊 271
主要参考文献・映像作品 278
備考

戻る

Page Top