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トップページ図書大空襲三一〇人詩集 1937~2009年

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識別コード T0911.5K046
書名 大空襲三一〇人詩集 1937~2009年
巻数
版数・刷数 初版
叢書名
著者 鈴木比佐雄、長津功三良、山本十四尾、郡山直編
出版者 コールサック社
出版地 東京
出版国 日本(JP)
出版年 2009/03/10
言語区分 日本語 jpn
頁数 519
大きさ (cm) 21
ISBN 978-4-903393-43-8
目次 序文 大空襲体験を次世代へ手渡すために
              早乙女勝元……12

一章 海外/戦中
文青 雪は中国の大地の上に降っていて……16
阿増 血の洗礼…18
郭沫若 最も怯備な者こそ最も残忍だ……20
惨目吟―惨状を目にうめく……20
戴望舒 合いことば……21
秋吉久紀夫 深夜の電話―日本軍の重慶大爆撃の残叫……22
村田正夫 重慶……23
鈴木文子 ネズミの行方……24
尾花仙朔 黄泉草子形見祭文(抄)……26
山本倫子 実験……32夜の進行……33
木島始 「蚤の跳梁 Ⅷ・Ⅻ 」より……34 
森田進 空襲警報は解除されていない。……37
高炯烈「長詩 リトルボーイ』より……40
新川和江 真珠湾の水……42
池田錬二 六十二年前の今日……44
水崎野里子 真珠湾奇襲……46
浅井薫 ゲルニカ……47
浜田知章 傑刑図考……48
南邦和ゲルニカ……50
テレシンカ・ペレイラ
   ヒロシマ・一九四五年八月六日……53
ウィリアム・スタフォード 爆心地……54
ジェームズ・カーカップ 4人の賢者のキャロル……55
ディラン・トマス ロンドンの子供の焼死に哀悼を
拒める詩……56焼夷弾空襲の後の儀式……56
明け方の空襲で殺された者のなかに百歳の男がいた……57
イーデス・シットウエル 雨は降り続く……58
ディヴィッド・クリーガー 神は涙で答えた……60
マリア・キスナ一 町は嘆く……61
ハインツ・チエホフスキー 少年期の風景
   一第十四章……62
フォルカー・ブラウンある生き残りの男について
    ―その一……63
ドゥアス・グリューンバイン
   最後の雨のあとのヨーロッパ―その六……64
   せともの。わが故郷の没落の詩―その一……65
池田久子 日本の抒情……66
川内久栄 いまだに出走する……68
   唯一の成果……69
武藤ゆかり 紙風船……70
大崎二郎 紙漉きのわらい日---72
弓田弓子 声帯……75
入江昭三 贄の貌……76
久宗睦子 北回帰線……78
真辺博章台東の海……80
宗美津子 旗をひらひらさせていった飛行機……82
     豊原駅前空襲……82
     人が火の中へ消えた……83
     林の中……83あれは地獄だ……84

二章 東京
宗左近 走っているその夜14……86
浜田知章 東京下町・薤露行……90
菊田守 太白―昭和十九年十一±月二十四日……92
菅原克己 自分の家……93
福田律郎「風Ⅲ」より---94
田中清光 東京大空襲(短縮稿)……100
斎藤庸一明 けがたの烽火台---102
宮静枝 さっちゃんは戦争を知らない---104
    キシボ (鬼子母)……104
    火の記憶……104 なげきのさくら……105    
    火の歎き(東京大空襲)……105
鈴木満 火天……106
小森香子 良子ちゃん……108
江波戸敏倫 病葉(『暁星』より)……108
山野井悌一一あの夜から……112
田中順三 巣友……113
堀内利美 人々は炎の海を泳いでいた……114
森徳治 一九四五・三・九から三・十の朝まで…116
     地獄の火の鳥……116
黒羽英二「空襲何ぞ恐るべき」
   ―東京大空襲大虐殺の記憶―……118
     実景……119 さまよえる……119
山本龍生 昭和20年3月10日……120
西村啓子 真っ赤な絵本NHKスペシャル「東京大空襲60年目の被害地図」を観て……122
三方克 黒い朝のノート……124
小倉勢以 春の焔……125
秋山泰則 百キロ爆弾のそばで…126 火の鳥……127
    石塚昌男 六十年目の鎮魂 あの日あの夜
降ったのは……?……128
新井一雄 もしも三月十八日の決断があれば……130
新井しず江 息子が帰って来た……132
高良留美子 焼跡……133
武内利栄 行水……134
武内辰郎戦後・2……136
大井康暢 風景 三月十日……138
原子修 屠殺場遊び
    ―1945・3・10東京大空襲に―……139
塚本月江 誰も答えてくれない……140
岡田優子 あの夜……142
山本十四尾 海海海……143
甲田四郎 復員兵……144
西尾君子 あの日の桜……146
大掛史子空襲下の『風と共に去りぬ』……147
吉田博子 その橋の黒ずみは……148
増岡敏和 いろはにほへとちりぬる……149
増田幸太郎「黄砂がきた」より……150
丸山勝久 あの夜……152
癸生川玲 夢違之地蔵尊縁起……154
宮崎清 一輪車……157
佐久間隆史 蝉……158
まつだひでお 人間九十九 ケロイド①……159
山佐木進 委託……160
小野恵美子 犠牲者……161
浅見洋子 三月十日三ノ輪の町で……162
    独りぽっちの人生……165
李美子 戦うかぼちゃ……167
森田和美 三月十日のおひなさま……168
方喰あい子 炎の地層……169
川奈静 私の顔……170
中川波 上野図書館……171
鈴木比佐雄 水泡-隅田公園にて…172
    ハナダイコンを添えて……172 

三章 関東
鳴海英吉 焼き殺されたふさ子……176
    五月に死んだふさ子のために……177
更科源蔵 『滞京日記」より……180
山田今次やけあと……180
木原孝一 鎮魂歌……186
杉山満夫防空壕で死んだ少年の独白……188
寛槙二 秋の暮……189
鎗田清太郎 硫黄島覚書……190
細野豊 神風を探しに……193
埋田昇二 桃花源を尋ねて……194
和田文雄 木箱の骨……195
山田直 防空壕……196
國井世津子 遠い記憶……198
市川つた 老夫婦夜話………199
香野広一 花火……200
北畑光男 八月の広瀬川……201
田上悦子 対岸の炎……202
石村柳三 千葉市《七夕空襲》……204
布留川洋子 非常時……206
内藤紀久枝 抱擁……207
佐藤恵子 桃の蕾に紅さして……208
内藤喜美子 平塚空襲……209
北村愛子 横浜大空襲……210 亡骸を焼く……211
野島茂 新幸福論……212
硲杏子 火の記憶……213
青柳晶子 未来へ……214
岡野菊子爆音……215
貝塚津音魚 金丸原飛行場周辺の空襲……216
成瀬峰子 爆弾……218
中村不二夫 サークル・ゲーム
    ―幼年期の私が見た戦後に……219
吉原幸子 空襲……220
森田海径子 赤いサンダル……221
星清彦 この土の下に……222
大石規子 五月二十九日横浜……223
亜久津歩 1981年、日本生まれAと戦争……224
     戦時、という路のさき……225

四章 北海道・東北
高村光太郎 非常の時……228
矢口以文 爆弾穴―僕らの町に海軍の空軍基地があった―……229
森三紗 ゴーシュの破れセロ炎上―花巻大空襲―……230
    海受難―釜石が焦土と化した日……231
若松丈太郎 炭化したパンのイメージ……232
    あるべきでないうつくしさ……233
斎藤彰吾 あの時、友だちと……234
今入惇 燃える町……236 仮眠……236 名簿……237
小坂太郎 上州の空……238
金野清人 釜石伝説……240
斎藤久夫 幾千の光が落とされて燃え……241
三浦幹夫 みどりのふるさと……242
工藤優子 神の手……243
大村孝子 昼顔の花…244
山形一至 硯……246
未津きみ 少女は見ていた……247
経田佑介最後の空の前に……248
こたきこなみ ひとつの夏・少女③……249
蒼わたる 弾痕……250
みやのえいこ 朱……252
     八才の夏……253
日高のぼる戦争……捌防空壕……254
「御真影」……255

五章 中部
石川逸子真紅の服で……258
溝口章 飛燕……260 運行している……261
津坂治男 階段……262
小島摂理 麦の風……263
千葉龍 夕闇のさくら谷―輪島・一本松公園―……264
永谷悠紀子 遠景……266
黛元男 骨の来歴……267
松本恭輔 空襲……268 やけあと……269
吉永素乃 戦争の果実……270
余生を生きて……271
稲木信夫 墓の中の祖父よ……272
徳沢愛子 富山空襲 打木南瓜……274
安永圭子 お堂と共に燃えた人たち……275
比留間一成 合歓の花……276
金水書 安倍川……277
うおずみ千尋 誕生日は祝えない……278
和田攻 銀色の飛行機……279
こまつかんだるまさんがころんだ……280
酒井力 東雲の彼方から……282
館路子 長岡大空襲の一夜が……283

六章 関西
たかとう匡子 ヨシコ……286
日高てる 大阪大空襲一九四五・三・十三・夜……290
志賀英夫 焼け跡―三月十三日の大阪大空襲……292
島田陽子 レクイエム・ほむら野
    ―大阪府立豊中高女動員学徒の死―294
西岡光秋 大阪鎮魂……295
犬塚昭夫 峠へ……296
丸本明子 黒蝶……298 炎天……298 潰れる……299
いわはしよしお 燃えた樹……300
原圭治 堺大空襲―一枚の写真から―……303
有馬敲 眠られぬ夜に……304
大原勝人 炎の裸馬と少年―大阪大空襲三月十三日…305
日高滋 少年期と父兄の死……306
坂東寿子 記憶の岸辺……308
下村和子 弱い一族……309
直原弘道 僕の八月六日……310
宮本正清 サイレン……311
西田彩子 瞳……312 月夜……313
名古きよえ 疎開児童と不発弾……314
伊藤眞司 炎の海……315 ブーメラン……315
平原比呂子 花火……316
坂上清タンポポ…317
浅井千代子 悦びの日へ……318
瀬野としお母さんへ……320
吉村伊紅美 人参の花……322

七章 中国・四国
小野十三郎 光……324
澤村光博 汝の鶏……325 ヒロシマ・わが幻……325
米田栄作 碑銘余話……326
木川陽子 堺川……327 御庄博実 今津川のほとりで―ふるさとⅣ……328
片岡文雄 手の話……330
小松弘愛 鶴……332
鳥巣郁美 燈色に包まれた街……333
山本あさ子 ああ呉の街……334
井奥行彦学校の跡の方へ……336
なんば・ みちこ戦争 1……337
松田研之 洞穴……338
妹尾倫良 鶴ちゃん……339
岡隆夫 水島……340
山下静男 また背中がひりひりする……343
猪野睦 高知空港周辺で……344
中桐美和子 抱いたまま……345
福谷昭二 火柱の天守閣と赤い太陽……346
長津功三良 基地の街にて……348
  いわくに、ひかりの空襲は八月十四日でした……348
くにさだきみ 「岡山空襲」の記憶から……350
皆木信昭 ほたる……351
白河左江子 腕時計……352
田中郁子 夢……253
佐藤勝太 敗戦前後……354
   六十三年目のヒロシマ……355
坂本法子 記憶……356
結城文 いつもの空……357
上田由美子 白いテント……358
相良蒼生夫 空爆の連鎖……359
赤山勇 不詳……360
今井文世 八月の満月……361
市川紀久子 緋色の猫……362
杉本知政 火の雨降る夜の記憶……364
木村恭子 包丁……365
植木信子 夏の思い……367 広島……367
一瀉千里 終わらない空……368
福間明子 八月の校庭……369
広瀬弓 カーテンを開けると……370
真田かずこ 蝉……371
大山真善美 被爆地蔵……372
みもとけいこ 燃える地図……374
林木 林 静かな空の下で……375

八章 九州・沖縄
嵯峨信之 操り人形……378
福田須磨子 童女へ……379
山田かん 八月……380
風木雲太郎 灰の記憶―被爆三〇年……381
上瀧望観 そして八月は……382
触戸義雄 六月の雨……383
福田万里子 夏の訣れ……384
倉岡俊子 愛……386 戦禍の子供たち……387
秋吉久紀夫 日本刀……388
岡たすく この八月どうしていますか……389
原子朗 蓑虫の遺伝子の歎語……390
岩崎則子 0哩……392
はんだゆきこ 草むら……393
松本知沙 八重桜……394
丸山創 献体……395
丸山真由美 燃える夜 熊本市空襲……396
丸山由美子 束の間の大浜飛行場……397
門田照子 火炎忌……398
甲原澄子 門司市空襲被害……399
野田寿子 "なぜ"……402
山中詮三 ある夏……403
岡山晴彦 正直な話Ⅰ・Ⅱ……404
飽浦敏 幻の蝶……406 コッコーヌ ファ……407
河野洋子 思い出の海……408
山田朝子 デイゴの赤い花……409
絹川早苗 雛あられ……410
三尾和子 わたしにあるのは……411
酒木裕次郎 大空襲―戦争をしない勇気……412
秋田高敏 水俣空襲……414
宮城松隆 避難……416
柳生じゅん子 八月の庭……417
草哲夫 防空ずきん……418
宮内洋子 犬と蝉……420
大塚欽一 ある日……422 精霊船…422
楊原泰子 哀しみが降り注ぐところ……424
宇宿一成校門……鰯サイレン…・-27
青柳俊哉 大空襲 夜の光におもう……428
角田博 沖縄の勲章……430
崔龍源 波の伽耶琴……431
龍秀美 長崎の空に……432

九章 海外/戦後
中正敏 藁……434
長谷川龍生 逃げる真実……436
黒木清次 空―新聞記者のうた 3―……438
くにさだきみ 火炎樹の下で……439
エルネスト・ダキュイスト 自由の歩み……440
ラム.ティ.マイ・ダ 爆撃弾痕地の空……441
大崎二郎 立葵……442
中川敏 グラウンド・ゼロにて―Y・Jに……444
中原道夫 落日……445
今村冬三 あこがれ……446 非祷……446
長津功三良 いまを……448
伊藤眞理子 メモリアルデイ……449
麦朝夫 イチローとーブレーオフのころ空爆開始……452
   鍋……452 思い出……453
遠藤一夫 爆弾穴……454
津田てるお NYのこと……455
御庄博実 ファルージャ二〇〇五……456
栗原澪子 二〇〇一年秋、公園
   桧町公園……457 宮下公園……458 森林公園……459
久保田穣 砲撃の下を……460
高田太郎 幻日……461 英霊……461
三田洋 爆弾を落としているのは私だ……462
山本衛 二枚の絵……463
中村純 静かな朝に目覚めて……464
尾内達也 ガザ2009……466
柴田三吉 春―イラクの少女シャミラに……467
有働薫 「おおオメガ、あの人の眼の紫の光線―」……468
真田かずこ イラク……469
山本聖子 スーパーマーケット……470 頭上の空……470
塚越祐佳 裏庭……472
新井豊吉 求む 大人……473
李承淳 私の焼け跡……474
杉谷昭人 九月(一)……九月(二)……477
佐相憲一 侵略戦争を隠すものたちへ……478
    国家病棟……478
ゆきなかすみお 空母帰還……480
大河原巌 わたしたち生きのこったものは……481
上野都 二〇〇三年十二月六日―アフガン発……482
部月次郎 川柳「花嫁に爆弾」……484
若山紀子 酷暑の中の七歳は……485
田中俊廣 死者をして語らしめよ……486
横田英子 風の祈り……487
小川聖子 悔悟……428
郡山直 君はムンタダール・アルゼイディを知っているか……8
伊藤芳博 誰もやってこない……490
小坂顕太郎 ガザ……491

解説・編者あとがき
解説
1 非戦闘員への空襲を糾す  森徳治……490
2 『大空襲・三一〇詩集』発刊に寄せて  黒羽英二……500
3 世界から空襲・空爆の連鎖を断ち切るために  鈴木比佐雄……506
編者あとがき
 戦争の記録と抑止について  長津功三良……514
 事実の開示こそ明日への道標となる  山本十四尾……515
 世界平和に貢献するために  郡山直……516
編註……518
備考

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