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図書

識別コード T0910K021
書名 原爆文学論 核時代と想像力
巻数
版数・刷数
叢書名
著者 黒古一夫著
出版者 彩流社
出版地 東京
出版国 日本(JP)
出版年 1993/07/15
言語区分 日本語 jpn
頁数 267
大きさ (cm) 19
ISBN 4-88202-264-8
目次 第一章 核状況を撃つ想像力-原爆文学の位置 7
 1 核状況と原爆文学 8
 2 原爆文学の歴史 14
 3 原爆文学の現在 18
第二章 〈原爆文学〉から〈核文学〉へ-『西海原子力発電所』と『HIROSHIMA』 23
 1 「チェルノブイリ」と吉本隆明 24
 2 『西海原子力発電所』と管理社会 28
 3 『HIROSHIMA』と広島・現代世界 36
 4 〈核文学〉へ 42
第三章 被爆・その理不尽さのかたち-『黒い雨』、そして『地の群れ』 47
 1 被爆者の〈平常心〉 48
 2 被爆者差別 54
 3 〈差別〉の重層化 59
第四章 〈核〉・その世界苦に対抗して-『ヒロシマ・ノート』から『ピンチランナー調書』へ 67
 1 被爆者-〈核〉との出会い 68
 2 『ヒロシマ・ノート』-被爆者との共生 75
 3 『洪水はわが魂に及び』から『ピンチランナー調書』へ 81
 4 絶望に抗して 90
第五章 「核時代」の周縁を生きる-林京子論 93
 1 「ニユークリア・エイジ」の狂気・終末観 94
 2 「わたし」⇔「世界」 98
 3 「上海」 103
 4 「アメリカ」 110
第六章 『はだしのゲン』とは誰か 117
 1 語り部・中沢啓治 118
 2 反戦・反核・反天皇(制)123
 3 世界性を獲得するために 129
第七章 原爆短編小説集の意味-『何とも知れない未来』の世界 133
 1 未来へ 134
 2 体験の再構築 136
 3 差別に抗して 142
 4 生き抜く被爆者 145
 5 鎮魂 148
 6 人間として 151
第八章 「記録」を読む-『日本の原爆記録』 155
 1 究極の兵器にも敗北しなかった人間の尊厳 156
 2 想像力を越える悲惨-全滅した二つの学園 161
 3 『千羽鶴』-”記憶”を越えて 166
 4 国境を越える被爆のうめき 169
 5 〈核〉の反人間性を明示=時間を越える人間破壊 174
 6 絶滅の可能性に対峙する文学 180
第九章 「事実」に向う眼-『ヒロシマ ナガサキ原爆写真・絵画集成』 187
 1 「原点」から 188
 2 「記録」しつづけることの意味 192
 3 生きている〈ヒバクシャ〉 198
 4 〈風化〉に抗して 204
 5 心に刻印された〈地獄〉 210
 6 「証言」と〈祈り〉、そして〈怒り〉 216
補章 反・反核の思想的構造-文学者の言説から 223
Ⅰ 〈民衆〉を忘れた文学者の論理 224
 1 「反核」の思想的基底 224
 2 反・反核と現状肯定 229
 3 原爆文学-その民衆性 236
Ⅱ 吉本隆明・科学万能主義批判 241
 1 文学者の「反核」運動 241
 2 『「反核」異論』の独善性 245
 3 科学万能主義の陥穽 251
原爆文学文献一覧 257
あとがき 263
備考

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