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トップページ図書科学大国アメリカは原爆投下によって生まれた 巨大プロジェクトで国を変えた男

図書

識別コード T0559.7U001
書名 科学大国アメリカは原爆投下によって生まれた 巨大プロジェクトで国を変えた男
巻数
版数・刷数 初版第1刷
叢書名
著者 歌田明弘
出版者 平凡社
出版地 東京
出版国 日本(JP)
出版年 2005/07/24
言語区分 日本語 jpn
頁数 478
大きさ (cm) 20
ISBN 4-582-82445-5
目次 はじめに ⅰ
プ口ローグ 17
第一章 真空管ラジオ少年の情熱
原爆計画の生みの親 23
一〇〇%のアメリカ人 27
ナイーブさと剛胆さ 30
ベンチャー起業家の走り 32
工作の快楽 35
第二章 巨大な危機が近づいてくる
孤立主義に抗して 39
恐るべき牧師の息子たち 43
危険な研究 46
新大陸へ渡った発見 49
兵器開発という聖なる職務 53
アメリカの核研究とサイクロトロン 54
アインシュタイン書簡 56
原爆研究機関の設立 58
核分裂研究への接近 62
開発計画を立ち上げたのは誰か-アインシュタインとブッシュ 64
第三章 原爆製造はほんとうに可能か
軍産科学を結びつける 73
ルーズベルトヘの嫌悪と敬愛 76
独特な軍事科学研究組織 78
原爆製造の可能性はとても低い 82
ドイツとの競争 85
困惑の日々 88
孤独なオルガナイザー 92
必要なのは原爆製造が可能か、ではなくて、いつできるのか 96
第四章 「これは博打だ」―責任の所在不明で着手される原爆開発
ペニシリンから原爆まで―科学研究開発局の発足 99
プルトニウム爆弾の影 102
イギリスからもたらされた決定的報告 104
あまりに不確実な原爆開発―ブッシュの不安 107
原爆プロジェクト最高政策決定機関の設立―共有される「責任」 110
高価な賭け 114
第五章 マンハッタン計画の誕生
開発組織の強化 119
シカゴ放射能汚染の危険と隣り合わせの連鎖反応制御 121
すべての方法を試せ 123
大きな落とし穴―軍との確執 128
グローヴズの登場 133
そんなに速くお金を使えません 136
難産の原爆製造 139
第六章 パワー・ポリティクス
アメリカとの協力に躊踏するイギリス 145
イギリスとの協力に躊躇するアメリカ 149
問題のイギリス企業幹部の訪米 154
当初からソ連にたいする武器と考えていたイギリス 157
ルーズベルトの奇妙な態度 162
二枚舌の大統領 166
チャーチルとの対決―ダウニング街にて 170
巧妙な「手ちがい」 176
剛腕科学官僚とケベック協定 182
イギリスの巻き返し 188
情報の流出とスパイ事件 193
「疑いもなく不適当な提携相手」のフランス 194
第七章 ルーズベルトの死
ドイツの「原爆の影」におびえた人々 199
ハイゼンベルグの謎 201
原爆の亡霊の向こう側 204
用途不明の巨大兵器 208
大統領に顧みられない戦後政策の立案 211
ボーアの戦後政策 215
ハイドパークの英米首脳会談 222
ルーズベルトヘの不信 225
疲弊した人々 232
第八章 民主主義体制下の秘密計画
何も知らない新大統領 237
頭痛のたね 240
シラードとブッシュの対決 244
もう一人のブッシュ 247
使われた二〇億ドルのゆくえ 250
原爆投下は誰のため? 258
第九章 原爆投下
科学者間の亀裂 263
いばらの道 267
日本への原爆投下の是非と事前警告 271
核の国際管理 276
原爆投下という「スペクタクル」 280
スターリンの反応 287
原爆投下 289
原子力についての判断をゆだねたスマイス報告 298
第十章 原爆の補償装置
「脳の延長」の装置 301
迷走するエッセイ 305
怒るブッシュ 308
世間の科学観のドラスティックな変化に抗して 310
「しかるべきとき」を待つ 316
「奇妙な破壊兵器」とのバランス 319
第十一章 自由世界の守護神
軍産科学複合体制の確立 325
科学財団設立をめぐる争点 329
原子力委員会と科学財団は両方の天秤 332
哀れな法案―混迷する原爆管理 335
「一個の罪悪だ」―若い科学者たちの激しい反発 339
第十二章 科学官僚のたそがれ
原爆の国際管理―宙ぶらりんの大統領顧問 374
常軌を逸した首脳会談 353
振りまわされるブッシュ 358
「しろうと」あつかいの首脳陣 360
バルーク国連原子力委員会アメリカ代表との対立 364
大物科学官僚の末路 367
第十三章 超保守主義のイデオローグ
トルーマン政権からの離脱 373
必要悪としての政治権力―科学財団の設立 378
スプートニク・ショックー原爆とコンピューター 382
粗大ごみになった「新時代のマシン」 385
ロズウェルのUFO神話に登場させられたブッシュ 390
原爆を使うことに微塵のためらいもない 393
デマゴーグの誕生 395
軍の広告塔 398
水爆―はじまった核開発競争 400
第十四章 科学技術を超えて
フランケンシュタイン・マシン 405
超感覚知覚への関心 409
記憶の遺伝 411
遺伝をめぐる東西対立 415
「道筋をたどること」への関心 417
科学を超えたもの 420
蘇える「メメックス」 422
エンゲルバートとシリコンバレー 424
歴史に残るデモンストレーション 428
エピローグ 433
註 441
参考文献 457
年表 464
あとがき 473
備考

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