識別コード | T0559.7R003 |
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書名 | 原子爆弾の誕生(上) |
巻数 | 上 |
版数・刷数 | 第1刷 |
叢書名 | |
著者 | リチャード・ローズ、神沼二真、渋谷泰一訳 |
出版者 | 啓学出版 |
出版地 | 東京 |
出版国 | 日本(JP) |
出版年 | 1993/09/30 |
言語区分 | 日本語 jpn |
頁数 | 688 |
大きさ (cm) | 21 |
ISBN | 4-7665-1185-9 |
目次 | 日本語版に寄せて(リチャード・ローズ)vii(翻訳:神沼二真) 第1部 深遠で避けることのできない真実 I(翻訳:神沼二真) 第1章 月影 終末への予見 3 シラードの生い立ち 5 敗戦後のベルリン 7 独創性を発揮するシラード 13 世界改革の夢 17 核エネルギーの解放 20 ナチズムの影 26 第2章 原子と真空 原子仮説 33 科学者の世界 36 ラザフォードの登場 44 陰極線(電子)の発見 51 放射能(X線)の発見 55 原子核に迫るラザフォード 61 惑星系に似た原子モデル 68 第3章 Tvi(疑い) ボーアの登場 73 ボーアの生い立ち 75 ボーアの懐疑癖 82 ボーアの研究生活のスタート 89 ケンブリッジのボーア 93 原子構造の解明 102 スペクトルを説明するボーア論 106 第4章 長い墓穴はすでに掘られていた カイザー・ウィルヘルム研究所(KWI)117 ラザフォード研究室の俊英たち 123 ボーア・モデルにたいする反響 127 ドイツ化学工業の栄光 130 化学研究がイギリスの勝利に貢献 132 毒ガス戦 140 モーズリー、ガリポリに死す 148 市民を巻き込む戦略爆撃始まる 154 アメリカの毒ガス兵器開発 159 戦争と殺人兵器 159 第5章 火星からの男たち ブダペストに輩出した天才ユダヤ人 165 量子の世界を記述する数学理論の発見 181 ヨハヒムスザールの鉱山 189 オッペンハイマーの登場 190 コモの国際物理学会議での激論 208 第6章 装置 活況を呈すキャベンディッシュ研究所 219 アストンの質量分析器の発明 225 アメリカの物理学研究 231 サイクロトロンの発明 235 ローレンスとオッペンハイマー 245 チャドウィックによる中性子の発見 252 第7章 大脱出 アインシュタインの受難 281 ヒトラーの『わが闘争』 292 流浪のユダヤ人 296 ユダヤ人の迫害を煽った偽書 304 ヒトラー政権の誕生と知識人の亡命 309 組織的な救援活動に奔走するシラード 326 プリンストンに落ち着くアインシュタイン 331 第8章 探求 ソルベー会議とジョリオ=キュリー夫妻の人工的元素変換の成功 337 シラードの連鎖反応途原子爆弾のアイデア 345 ローマのフェルミとそのチーム 348 中性子を用いた元素変換の成功 356 連鎖反応のカギを握る中性子 367 中性子を用いた実験の進展 371 シラードとリンデマン 381 テラーの亡命 388 ボーアの原子核の液滴モデル 389 ラザフォードの事故死 395 第9章 大爆発 女性科学者マイトナーの脱出行 403 シラードの後援者ストラウス 409 イタリアに広がるナチズムの影 417 平和主義がナチスの侵略を助ける 424 連鎖反応を起こす元素を探す 428 ノーベル賞がフェルミを救う 432 マイトナー亡命後も頑張るハーン 435 ついにとらえられた核分裂現象 444 スウェーデンの寒村で生まれた核分裂理論 447 ボーアとともに大西洋を超えた核分裂発見のニュース 465 核分裂発見に沸き立つアメリカの物理学者たち 480 第2部 特別統治権 491(翻訳:渋谷泰一) 第10章 中性子 かすかな可能性 493 衝突断面積 498 2次中性子 507 同位体U235 514 「ハンガリー人陰謀団」とアインシュタイン 528 ドイツ軍のポーランド侵攻 541 ドイツ原子爆弾計画のスタート 544 「ウラン諮問委員会」発足 547 第11章 断面積 ゴルフボール大のウランの臨界量? 561 ドイツと日本の核分裂研究 573 ノルスク・ハイドロ社、ドイツに降伏 576 英国のトムソン委員会 579 微量のU235分離に成功 581 U235の低速中性子分裂への方向づけ 586 テラーの決心 589 ブッシュと国防研究協議会(NRDC)592 MAUD委員会 595 ドイツ、黒鉛を断念し重水へ 603 理研のサイクロトロン 607 プルトニウムの発見 608 U球体の臨界サイズ 623 第12章 英国からの報告 コナント、英国を訪問 627 ブッシュ、OSRD長官に就任 631 英国からの報告「ウラン爆弾は可能」 643 フリッツ・ホーターマンス 647 チャーウェル卿の提案 650 マーク・オリファント、米国の計画を激励 651 水素爆弾のアイデア 656 ルーズベルト大統領の決定 657 第3NAS報告の要請 665 ハイゼンベルクとボーアの会合 671 合衆国の爆弾開発、正式に始まる 676 プルトニウム爆弾の極秘プロジェクト 678 パール・ハーバー(真珠湾)の奇襲攻撃 682 写真出典 48 注釈 5 人名索引 1 |
備考 | 原書名:The making of the atomic bomb |