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トップページ図書原爆 私たちは何も知らなかった

図書

識別コード T0559.7A011
書名 原爆 私たちは何も知らなかった
巻数
版数・刷数
叢書名 新潮新書 , 782
著者 有馬哲夫著
出版者 新潮社
出版地 東京
出版国 日本(JP)
出版年 2018/09/20
言語区分 日本語 jpn
頁数 255
大きさ (cm) 18
ISBN 978-4-10-610782-5
目次 まえがき 3

1 原爆は誰がなぜ作ったのか 19
アインシュタインの手紙から始まったのではない
アインシュタインはシラードに依頼された
アメリカは原爆をプロパガンダに使った
原爆より平和利用の研究が先行していた
ドイツが開発していたのは原爆ではなかった
イギリスが最初に原爆開発を始めた
原爆は抑止のために考えだされた
原爆は日本に使うことを想定していなかった
原爆開発は国際的プロジェクトだった
イギリスはモード委員会に原爆研究を命じた
モード委員会報告書がアメリカを原爆開発に向かわせた
見逃されてきたカナダが原爆開発に果たした大きな役割
カナダは「小さい男」などではなかった
原爆はケベック協定のもとで英米加が共同で作った

Ⅱ 原爆は誰がなぜ使用したのか 59
アメリカだけで原爆の使用を決定したのではない
重要なのはどのように使用するかだった
原爆の使用よりも国際管理、情報公開、資源独占が議論されていた
ハイドパーク覚書の真相
なぜチャーチルは日本に原爆を使用することを望んだのか
ルーズヴェルトは原爆を実戦で使うことを考えていなかった
スティムソンは巨費を投じたからには原爆を使用すべしと考えていた
開発費19億ドルの重圧
巨大プロジェクトは自己目的化する
トルーマンは何を決めることができたか
アメリカ側はハイドパーク覚書を紛失していた
民意を得ずしてなった大統領の問題点
イギリス側は原爆投下に同意しただけではなかった
イギリスがアメリカ側に望んだこと
暫定委員会がアメリカ側の結論を出した
暫定委員会の出席者のほとんどは無警告投下に反対していた
結論を出したのはスティムソンではなかった
不発弾になる可能性は無警告投下の理由になったか
無警告投下は真珠湾攻撃に対するトルーマンの懲罰だった
スティムソンはバーンズとトルーマンに反旗を翻した
閣僚たちはトルーマンに無条件降伏方針の変更を迫っていた
降伏勧告・条件提示が原爆投下の事前通告になった
原爆の使用は合同方針決定委員会で正式決定された
招かれざる客スティムソンのポツダムでの暗闘
バーンズとトルーマンはどうしても原爆を使いたかった
トルーマンはチャーチルと原爆の国際管理について話し合うことを避けた
原爆を手に入れてトルーマンは舞い上がってしまった
トルーマンは「警告」をポツダム宣言に流用した
スティムソンの粘り腰
ポツダム宣言はソ連に北方領土を与えていない
日本側はなぜポツダム宣言を即時受諾できなかったのか
原爆はなぜ2発続けて投下されたのか
日本は無条件降伏どころかバーンズ回答さえ受け入れていない
原爆投下は天皇御聖断に影響を与えていない
トルーマンは自己弁護のため日記を残した

Ⅲ 原爆は誰がなぜ拡散させてしまったのか 191
原爆投下は始まりだった
ボーアはソ連を入れて国際管理にするよう両首脳に訴えた
閣僚たちがボーアにチャーチルを説得させようとした
ルーズヴェルトは国際管理に前向きだった
スティムソンは新大統領に国際管理を説いた
バーンズとトルーマンが国際管理に反対した
今日の状況を予言していた「フランク・レポート」
スティムソンは原爆投下後に使用禁止を提案していた
科学者たちの予言はロンドン外相会議で的中した
イギリスとカナダはケベック協定の履行を求めた
バーンズは何に合意するかより合意することを優先した
トルーマンはバーンズと国際管理を棄てた
トルーマンは科学者たちの警告を無視してウラン資源の独占に頼った
悔い改めざるトルーマンが歯止めなき核拡散を招来させた

あとがき 235
主な登場人物 14
註釈 238
備考

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