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被爆資料

識別コード 9306-0129
資料名 感謝状
資料名(英語)
寄贈者(カナ) 塚本 武人(ツカモト タケト)
寄贈者(英語) TSUKAMOTO Taketo
受入年月日 2013/5/31
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 310×245
寸法(その他)
被爆地(旧町名)
被爆地(現町名)
爆心地からの距離(m)
数量 1
内容 寄贈者の姉・塚本静江さんが、徴用されていた職場でもらったもの。昭和17年5月9日付。静江さん(当時23歳)は、東白島町の自宅から出汐町の広島陸軍被服支廠に出勤途中、紙屋町交差点(爆心地から250m)で被爆した。父の利夫さん(当時51歳)と弟の昭三さん(当時14歳)は、静江さんを捜し回り、7日にようやく井口村にあった陸軍運輸部船舶司令部の部隊の事務所に自力で逃げていることをつきとめた。静江さんはかろうじて意識があり、利夫さんが「静江きたぞ!」と声をかけると、「ようきてくれた」と泣いて喜んだ。静江さんは全身に大やけどを負い、体が変形し、声を聞くまで本人とは分からないほどの悲惨な姿だった。しかし家族の懸命の看病の甲斐もなく、治療も満足に受けられないまま、10日に亡くなった。静江さんはいつも早い時間に出勤していたのに、たまたまあの日遅くてもよいとの指示を受け、8時頃に家を出たので、爆心地近くで被爆してしまった。利夫さんは火葬にした骨を、母と兄弟たちが待つ自宅に持ち帰った。家族は働き者だった静江さんがもらったこの賞状を、仏壇に入れ、長年大切に保存していた。
ブロック別
展示説明文
展示説明文(英語)
資料性質 被爆関連資料

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