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被爆資料

識別コード 9302-0093
資料名 死体検案書
資料名(英語) Death Certificate
寄贈者(カナ) 濱本 隆夫(ハマモト タカオ)
寄贈者(英語) HAMAMOTO Takao
受入年月日 2017/5/26
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 145×210
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 水主町
被爆地(現町名)
爆心地からの距離(m) 1200
数量 1
内容 寄贈者の伯父・尚節さん(当時6歳)の死体検案書。尚節さんは、父親・博登さん(当時35歳)の仕事の都合で住んでいた、水主町の三菱重工株式会社広島造船所の社宅一階で被爆し、倒壊した家の下敷きになった。博登さんと母親・房子さん(当時28歳)は、「お母ちゃん!お母ちゃん!」と泣き叫ぶ尚節さんを必死に助けようとしたが、どうすることもできず、すぐにその声は聞こえなくなった。
数日後、博登さんは自宅の焼け跡から尚節さんの焼けた骨を拾い集めた。戦後、博登さんと房子さんは亡くなるまで家族には一度も尚節さんの最期について語らなかったが、房子さんは親しい友人に「あの時の子どもの声がいまだに耳に残って忘れられない」と語っていた。
この死体検案書は、博登さんと房子さんの死後、家族が博登さんの書斎を整理している時に本棚の引き出しで大事に保管されていたのを発見したもの。
上記のエピソードは、二人の死後、その日偶然呉から来ていて尚節さんと同じ部屋で被爆した尚節さんの叔母・井上安江さん(旧姓:原 当時16歳)や、房子さんの友人から家族が聞いたものである。
ブロック別 吉島・舟入・観音地区
展示説明文 死体検案書
寄贈 濱本隆夫
濱本尚節ちゃん(6)は、布団の上で横になっていた時に被爆。洋服ダンスの下敷きになった。
「お母ちゃん!お母ちゃん!」と泣き叫ぶ声は、すぐに聞こえなくなった。
母は生前、その声がずっと耳を離れない、と親しい友人にだけ話していたという。
展示説明文(英語) Death Certificate
Donated by Takao Hamamoto
Takanori Hamamoto (6) was exposed to the bombing while lying on a futon. He was trapped under a fallen wardrobe.
His scream of “Mom! Mom!” soon fell off into silence.
His mother confided only to her close friends during her lifetime that his scream always remained in her ears.
資料性質 被爆関連資料

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