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被爆資料

識別コード 9301-0180
資料名 罹災証明書
資料名(英語)
寄贈者(カナ) 安藤 博之(アンドウ ヒロユキ)
寄贈者(英語) ANDO Hiroyuki
受入年月日 2018/9/8
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 96×124
寸法(その他)
被爆地(旧町名)
被爆地(現町名)
爆心地からの距離(m)
数量 1
内容 安藤トクヱさんの罹災証明書。
安藤トクヱさん(当時28歳)は、8月6日の朝8時頃、夫の正太さんを送り出した後、段原東浦町の家の表で空を見ていると、B29から青い玉のようなものが落ちてくるのを見た。向かいの家の中に飛び込み、目と耳を手で押さえて伏せるのと同時に、ものすごい爆風が襲ってきて、体が風車のようにくるくると転げまわった。しばらくして家の外へ出ると、砂ぼこりで空は真っ暗になり、やけどをした人や、怪我をした人が道いっぱいになって逃げ惑っていた。誰もが水を求め、川の方へ向かっていった。トクヱさんも逃げ、おむすびを1個もらって、その後3日間、川原の中で過ごした。
市内へ戻ったトクヱさんは、比治山の横穴にあった防空壕で正太さんと再会した。
被爆から10日目、やっと汽車に乗れたトクヱさんは、郷里の香川県へ帰ったが、陸軍少尉だった正太さんは12月まで広島に残った。
ブロック別
展示説明文 罹災証明書
寄贈/安藤博之
安藤トクヱさん(28歳)は、段原東浦町で被爆の瞬間爆風に襲われた。
辺りではやけどやけがをした人が道一杯になって逃げ惑い、誰もが水を求めて川の方へ向かっていた。川の手前で亡くなっている人、折り重なって死んでいる人達を大勢見たが、何の感情もわかずひたすらに逃げた。
逃れた先で過した3日間、みんな無口で、ただ広島の町の火災を見ているだけだった。
展示説明文(英語) Disaster certificate
Donated by ANDO Hiroyuki
Ando Tokue (aged 28) was hit by the momentary blast of the atomic bombing in Dambara-higashiura-cho.
In the area around her, the roads were full of burned and/or injured people running about. Everyone was heading toward the river, seeking water. She saw many people who had died before reaching the river, or who had died lying on top of one another, but she single-mindedly ran away from the disaster without any emotion arising.
During the three days she spent at her evacuation site, everyone was just silently watching the fires in the city of Hiroshima.
資料性質 被爆関連資料

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