| 識別コード | 9301-0173 |
|---|---|
| 資料名 | 罹災証明書 |
| 資料名（英語） | Disaster Certificate |
| 寄贈者（カナ） | 河内 美津江（コウチ ミツエ） |
| 寄贈者（英語） | KOUCHI Mitsue |
| 受入年月日 | 2017/8/3 |
| 寸法（幅×高さ×奥行）（mm） | 110×125 |
| 寸法（その他） | |
| 被爆地（旧町名） | |
| 被爆地（現町名） | |
| 爆心地からの距離（m） | |
| 数量 | 1 |
| 内容 | 河内タツヱさんは、勤務先の比治山下の郵便局で被爆。机の角で頭部に切り傷を負った。夫の治さんは応召中で不在、自宅には近所の人に預けていた娘の節子さん(当時3歳)がいた。どうにか自宅に帰り着くと、幸い節子さんは無事だった。タツヱさんは節子さんを連れ、知人のいた広島県東部の神辺町へ逃れた。 これはその途中に、中山村で発行してもらったもの。戦後大変な苦労をしながらも必死で生きて来たタツヱさんは、1989年(平成元年)に73歳で亡くなるまで、原爆の話は家族にもほとんどしなかった。娘の美津江さんも、聞けば母が辛いことが分かっていたから何も聞かなかった。この罹災証明書を母が持っていることも知らなかった。タツヱさんが亡くなった後、いつも使っていたがま口の中にこの罹災証明書を見つけた美津江さんは、何とも言えない気持ちであった。 |
| ブロック別 | |
| 展示説明文 | 罹災証明書 寄贈 河内美津江 河内タツヱさん（29）は、勤務先の比治山下の郵便局で被爆。 机の角で頭に切り傷を負うが、どうにか自宅に戻り、近所に預けていた娘（3）を連れて、避難した。 この証明書は、タツヱさんの死後、タツヱさんがいつも使っていたがま口から見つかった。 しかし、タツヱさんが原爆の話をしたことは、ほとんどなかった。 |
| 展示説明文（英語） | Disaster Certificate Donated by Mitsue Kochi Tatsue Kochi (29) was exposed to the bombing while working at a post office located at the foot of Hijiyama Hill. Although she hit the edge of a desk and got a cut on her head, she managed to return home. Then, she picked up her daughter (3), who had been left with a neighbor, and they fled together. This certificate was found after the death of Tatsue in the purse she always used. She had seldom talked about the atomic bombing. |
| 資料性質 | 被爆関連資料 |