識別コード | 9301-0143 |
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資料名 | 罹災証明書 |
資料名(英語) | Disaster certificate |
寄贈者(カナ) | 平田 道正(ヒラタ ミチマサ) |
寄贈者(英語) | Michimasa HIRATA |
受入年月日 | 2012/11/16 |
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) | 296×212 |
寸法(その他) | |
被爆地(旧町名) | 牛田町南町 |
被爆地(現町名) | 牛田南 |
爆心地からの距離(m) | |
数量 | 1 |
内容 | 寄贈者の平田道正さん(当時9歳)は、牛田町の自宅の居間で、父親の吉道さん(当時45歳)と伯母と3人で団欒中に被爆した。照明弾のような強い光があり、とっさに吉道さんが庭の防空壕に道正さんを押しこみ、続いて伯母が入った後、爆風がきたため、入り損ねた吉道さんはガラスの破片で血だらけになった。自宅の前の空地の草はくすぶり、そこから爆心地方向に向けて焼け野原になっていた。そのうち火が回りはじめたため、隣人と吉道さんと道正さんは防火水槽からバケツリレーを行い、延焼を食い止めた。火が落ち着いた夕方になって、吉道さんと道正さんは、母のちゑさんと妹たちが縁故疎開していた川内村(現在の広島市安佐南区川内)へ向かった。火事の被害が少なかった太田川の土手や山陽本線に沿って、ようやく川内村に到着し、ちゑさんたちに再会。食事などを終え、落ち着いたのは夜中だった。道正さんたちは、翌日から牛田町の自宅の片づけをはじめ、終戦後になって家族全員での生活を再開させた。 |
ブロック別 | 牛田・広島駅周辺地区 |
展示説明文 | 罹災証明書 寄贈/平田道正氏 平田道正さん(当時9歳)は、牛田町の自宅で父親と伯母とともに被爆しました。照明弾のような強い閃光に、とっさに父親の吉道さん(当時45歳)が庭の防空壕に道正さんを押しこみ、続いて伯母が入ったところで爆風が襲い、間に合わなかった吉道さんはガラス片で負傷し血まみれになりました。やがて自宅近くでも火がまわりはじめ、吉道さんと道正さんは隣人とともに防火水槽の水をバケツリレーで散水し、延焼を食い止めました。火災が落ち着いた夕方になって、家族が疎開していた川内村(現在の安佐南区川内)に到着し、再会を喜びました。 |
展示説明文(英語) | Disaster certificate Donated by Michimasa Hirata Michimasa Hirata (then, 9) was at his house in Ushita-machi with his father and aunt when they all experienced the A-bomb. As soon as his father, Yoshimichi (then, 45), saw the flash go off like a flare bomb, he hurried Michimasa and then the Aunt into the bomb shelter in the yard just as the blast overtook him. Yoshimichi was pierced by glass fragments and covered in blood. Soon, the flames started to swirl around their neighborhood. Yoshimichi, Michimasa, and a neighbor started a bucket brigade with water from a fire cistern and prevented the fire from completely destroying the houses. In the evening, the flames subsided and they made their way to Kawauchi Village (now, Kawauchi, Asaminimi-ku) and were pleased to be reunited with family members who had evacuated there earlier. |
資料性質 | 被爆関連資料 |