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被爆資料

識別コード 9301-0099
資料名 罹災証明書
資料名(英語) Disaster Certificate
寄贈者(カナ) 目代 悦子(モクダイ エツコ)
寄贈者(英語) Etsuko Mokudai
受入年月日 2005/08/01
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 90×125
寸法(その他)
被爆地(旧町名)
被爆地(現町名)
爆心地からの距離(m)
数量 1
内容 松井悦子(まついえつこ)さん(当時24歳)は、横川駅で発車直前の電車に乗っていたところで被爆。割れて飛び散った電車の窓ガラスの破片で目などを負傷した。やっとのことで電車から這い出し道路に出たところ、プラットホームは傾き、家はつぶれ、負傷した人々がぞろぞろと市内からやって来た。歩いて行くうちに、火の手が上がり始めた。郊外の知り合いの家に泊めさせてもらい、夜、市内の方を見ると真っ赤に燃え盛っており、自宅にいた母と兄のことが気がかりだった。翌日の7日、自宅のある市内へと向かった。母、目代トミヨ(もくだいとみよ)さん(当時49歳)はかすり傷はあったものの、たいした怪我もなく、兄も無事だった。自宅は倒壊したが、トミヨさんはトイレにおり無事で、家の下敷きになった兄も、なんとか家から這い出した。この罹災証明書は、汽車賃1回分を免除してもらったり、毛布などをもらい大変助かったため、捨てられず長年大事にしていたもの。
ブロック別
展示説明文 松井悦子さん(当時24歳)は、横川駅に停車中の電車内で被爆。爆風で飛び散った窓ガラスの破片で負傷しました。電車から這い出して道路に出ると、負傷した人々がぞろぞろと市内から逃れてきました。市内の自宅に戻るのは無理と感じた悦子さんは、郊外の知人宅へ逃れました。自宅にいた母親のトミヨさん(当時49歳)と兄は幸いにも無事で、家族は再会することが出来ましたが、母親は、被爆直前に話をしていた近所の人が玄関の下敷きになっているのを助けられなかったことを、戦後も何度も話していました。
展示説明文(英語) On a train stopped at Yokogawa Station, Etsuko Matsui (then, 24) was cut when the blast shattered the windows. She crawled out to the road and encountered injured people staggering out of the city. Assuming it would be impossible to get to her house in the city, she fled to a friend's house in the suburbs. Fortunately, her mother, Tomiyo (then, 49), and older brother escaped injury at home, and the family reunited. However, when the bomb exploded her mother had been chatting with a neighbor who was trapped by the falling entranceway. For years, Etsuko's mother voiced her regret for her inability to save her neighbor.
資料性質 被爆関連資料

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