識別コード | 9299-0098 |
---|---|
資料名 | 色紙 |
資料名(英語) | Shikishi Paper |
寄贈者(カナ) | 斎藤 栄枝(サイトウ サカエ) |
寄贈者(英語) | Sakae Saito |
受入年月日 | 2004/07/03 |
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) | 180×210 |
寸法(その他) | |
被爆地(旧町名) | 革屋町 |
被爆地(現町名) | 本通 |
爆心地からの距離(m) | 300 |
数量 | 1 |
内容 | 財務局に勤務していた齋藤美寿枝さん(当時21歳)は、出勤途中に革屋町付近の電車内で被爆した。必死で捜していた父政一さんが、8日に金輪島で重傷を負った美寿枝さんを発見、収容所を次々と移された美寿枝さんをなかなか連れて帰ることができず、13日にやっと美寿枝さんを担架にのせて、貨物列車に乗った。政一さんに「連れて帰るぞ」といわれ、喜んでいた美寿枝さんだったが、海田あたりから様態が悪くなり始め、「なむあみだぶつ、なむあみだぶつ」といいはじめた。やっと自宅にたどりつき、政一さんが「みいちゃん、家に帰ったぞ」と叫んだが、それも分からないまま、帰宅後まもなく息を引き取った。被爆前日の8月5日、美寿枝さんが財務局から当時は大変珍しいビールをもらってきたので、家族で乾杯をしたのが、家族全員そろった最後の団欒となった。寄贈の色紙は当日持っていたかばんの中に入っていたもの。筆の稽古をしていた美寿枝さんが、気に入った短歌を色紙に書いて持ち歩いていたと思われる。 |
ブロック別 | 紙屋町・本通地区 |
展示説明文 | 色紙 齋藤栄枝氏寄贈 革屋町(現在の本通) 爆心地から300m 財務局に勤務していた齋藤美寿枝さん(当時21歳)は、出勤途中の電車内で被爆。必死で捜していた父政一さんが、8日に金輪島で重傷を負った美寿枝さんを発見しました。政一さんは、13日に美寿枝さんを担架にのせて、貨物列車に乗り、自宅に帰りましたが、政一さんの「みいちゃん、家に帰ったぞ」との呼び掛けも分からないまま、美寿枝さんは息を引き取りました。この色紙は当日持っていたかばんの中に入っていたものです。 |
展示説明文(英語) | |
資料性質 | 被爆資料 |