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被爆資料

識別コード 9104-0440
資料名 国語辞典
資料名(英語) Japanese Dictionary
寄贈者(カナ) 田中 祐子(タナカ サチコ)
寄贈者(英語) TANAKA Sachiko
受入年月日 2017/9/16
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 120×190×60
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 平野町
被爆地(現町名) 平野町
爆心地からの距離(m) 1700
数量 1
内容 寄贈者・田中(旧姓岡本)祐子さんは被爆当時16歳で、安田高等女学校専攻科に在籍。楠木町の誉航空軽合金(株)に動員されていたが、8月6日は体調が悪く平野町の自宅にいた。
しかし、寝込むほどでもなかったため、この国語辞典を手に勉強していたとき、原爆が炸裂。祐子さんは無意識に辞典を抱えてうずくまったが、爆風で家が壊れ下敷きになった。幸い、通りかかった男性に助け出してもらい、その後、両親と合流して、近くの広島文理科大学のグラウンドに避難した。この時、手に握った辞典も一緒に持って逃げた。6日夕方、壊れた自宅に戻り、数日後、廿日市まで避難した。
祐子さんは本が大好きで、この辞典を以前から欲しいと思っていたが、なかなか両親に買ってほしいとお願いすることはできず、安田高等女学校に入学したときに、父に買ってもらったものだった。両親にこのようなお願いをしたことは初めてで、父からは「高いから大事にしろよ」と言われた。その言葉どおり、祐子さんはその後70年以上、この辞典を大事に使い続けた。
ブロック別 国泰寺・千田地区
展示説明文 国語辞典「広辞林」
寄贈 田中祐子
安田高等女学校専攻科の田中祐子さん(16)は、平野町の自宅で勉強中に被爆。
意識を失い、気が付いたときは机の下でこの「広辞林」を抱いてうずくまっていた。
潰れた屋根から首を出し大声で叫び続けて、辞典と一緒に引っ張り出してもらう。
展示説明文(英語) Japanese Dictionary Kojirin
Donated by Sachiko Tanaka
Sachiko Tanaka (16), a student of the advanced course of Yasuda Girls High School, was exposed to the bombing, while studying at home in Hirano-machi.
She lost consciousness. When she came to herself, she found herself crouching under the desk with this Kojirin in her arms.
Continuing to yell out for help with her head sticking out from the roof of the collapsed home, she was pulled out together with the dictionary.
資料性質 被爆資料

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