| 識別コード | 8205-0014 |
|---|---|
| 資料名 | 特殊定期乗車券 |
| 資料名（英語） | Special train pass |
| 寄贈者（カナ） | 松野(旧姓 木村) 妙子（マツノ タエコ ） |
| 寄贈者（英語） | Taeko Matsuno |
| 受入年月日 | 2010/11/14 |
| 寸法（幅×高さ×奥行）（mm） | 63×76 |
| 寸法（その他） | |
| 被爆地（旧町名） | |
| 被爆地（現町名） | |
| 爆心地からの距離（m） | |
| 数量 | 1 |
| 内容 | 広島工業専門学校機械科１年生の木村一男さん(当時18歳)は、千田町の学校校舎二階で被爆。授業が始まったばかりの時で、一番窓際に座っていたため左手にやけどを負った。爆風で二階が潰れ、一階に落ちた一男さんは、背中にガラス片が突き刺さった姿で、友人たちと共に徒歩で廿日市の自宅へ帰って来た。家族の懸命な看護で、戦後、一男さんは学校に復学したが、ずっと体調はすぐれなかった。最後まで「悔しい。死にたくない。」と苦しみながら、一男さんは被爆から3年後の1948(昭和23)年8月9日に亡くなった。 これは戦後の1948(昭和23)年2月9日から3月8日までの定期乗車券。 |
| ブロック別 | |
| 展示説明文 | 兄の遺品 寄贈／松野 妙子氏(まつの たえこ) 広島工業専門学校機械科1年生だった寄贈者の兄･木村一男(きむらかずお)さん(当時18歳)は､爆心地から2,060mの校内2階の教室で被爆しました｡2階がつぶれ､1階に落ちた一男さんは､左手にやけどを負い､背中じゅうにガラスが刺さったままの姿で､友人とともに､自宅へ帰ってきました｡戦後､学校に通えるまでに回復しましたが､被爆が原因と思われる症状で体調が悪化し､最後まで､｢悔しい｡死にたくない｣と苦しみながら､被爆から3年後の1948年(昭和23年)8月9日に亡くなりました｡ |
| 展示説明文（英語） | Older brother's mementos Donated by Taeko Matsuno The donor's older brother, Kazuo Kimura (then, 18) was a first year student at the School of Mechanical Engineering at Hiroshima Technical College, and experienced the atomic bombing in a 2nd floor classroom of his school 2,060m from the hypocenter. The 2nd floor collapsed, and Kazuo, who fell through to the 1st floor, suffered burns to his left hand and had pieces of glass stuck all over his back. In that state he returned home with a friend. After the war, he recovered so that he was able to go back to school, but his condition worsened from symptoms thought to be caused by the bombing, and struggled until the end, continually saying “I don't want to die yet.” He passed away 3 years after the bombing on August 9, 1948. |
| 資料性質 | 被爆関連資料 |